ヤオヨロ~!
よよよ~( ;∀;)
諸君、月の子らよ!
竹林の影に集い、団子の串を剣のように掲げ、夜空の星を金平糖だと言い張る、わが愛すべきお祭り兵団よ!
聞こえるか!
この胸の高鳴りが!
この袖のひらめきが!
この、どう考えても作戦会議なのに、なぜか甘味処の新作発表会みたいになっている、どうしようもない高揚が!
「「「ヤオヨロ~!!!」」」
よよよ~、よい返事だ!(`;ω;´)
その声、月まで届いた!
たぶん届いた!
もし届いていなかったら、あとでお手紙にして投函する!
諸君、わたしは好きだ!
祭りが好きだ。
夜店が好きだ。
綿あめが好きだ。
水風船が好きだ。
迷子札をつけた神さまが、なぜかりんご飴の列に並んでいる光景が好きだ。
「「「おおおおおお!!!」」」
わたしは好きだ!
月が好きだ。
雲間から覗く銀色のまなざしが好きだ。
竹の葉に落ちる露が、ちいさな星みたいに震えるのが好きだ。
十五夜の晩、誰かがこっそり供えた団子を、誰かがこっそり一個増やしておく、そのやさしい共犯関係が好きだ!
「「「団子! 団子! 団子!」」」
わたしは好きだ!
泣き虫が好きだ。
強がりが好きだ。
「べつに寂しくないもん」と言いながら、袖の端をぎゅっと握る子が好きだ。
それを見て、なにも言わず隣に座る子が好きだ。
そして結局、二人で月見団子を半分こするところが、たいへん好きだ!
「「「よよよ~!!!」」」
感謝感激雨アラモード!
この世は、まことに気まぐれアメンボロードである!
まっすぐ進もうとすれば、水面はつるりと逃げる。
右へ行こうとすれば、左から蛙が跳ねる。
足元ばかり見ていると、頭上から星が降る。
そして星だと思って受け止めたら、なぜかそれは金平糖で、しかも抹茶味だったりする!
「「「抹茶味ー!!!」」」
そうだ、諸君!
人生とは予測不能だ!
月の満ち欠けのように丸くなったり欠けたりする!
竹の節のように、行き止まりに見えて、その先にまた空洞が続いている!
泣く日もある!
笑う日もある!
寝坊する日もある!
大事な儀式の日に限って、髪飾りが見つからない日もある!
だが、それがどうした!
「「「どうしたー!!!」」」
髪飾りがなければ花を挿せ!
花がなければ笹を挿せ!
笹もなければ、心に竹林を生やせ!
胸の奥にさらさらと風が吹いていれば、それはもう立派なかぐや道である!
「「「かぐや道! かぐや道!」」」
諸君、わたしは問う!
きみたちは、この夜をただ静かに終わらせたいか!
月が沈むのを黙って見送り、提灯の火が消えるのを「ああ、終わったね」とだけ言って、布団に入ってしまいたいか!
「「「否! 否! 否!」」」
そうだ!
終わらせるには、まだ早い!
きみたちは、もっと騒ぎたいか!
太鼓を鳴らしたいか!
笛を吹きたいか!
鈴を鳴らし、袖を振り、団子を掲げ、月に向かって意味のわからない感謝を叫びたいか!
「「「叫びたい!!!」」」
きみたちは、迷い子の願いを拾いたいか!
泣きべその夜を笑わせたいか!
冷めたお茶をもう一度温め、割れた金魚鉢に星空を映し、忘れられた祭囃子をもう一度、町の端から端まで走らせたいか!
「「「走らせたい!!!」」」
よよよ~、なんと頼もしい!( ;∀;)
これぞ、わが八百万お祭り兵団!
これぞ、甘味と情緒と勢いだけでだいたいの困難を押し流す、月下最強の珍道中部隊!
ならば諸君、準備はよいか!
「「「おおおおおお!!!」」」
笹舟は出したか!
団子は積んだか!
提灯の火は守ったか!
泣いている子のぶんまで、笑う覚悟はできているか!
「「「できている!!!」」」
よろしい!
ならば――
よろしい、ならばお月見大行進だ!
月へ向かって進むのではない!
月を連れて進むのだ!
夜道を照らし、迷いを照らし、誰かの「帰りたくないな」を、そっと「帰ってもいいかな」に変えるために!
「「「お月見! お月見! お月見!」」」
諸君、袖を振れ!
笛を鳴らせ!
団子を掲げよ!
感謝感激雨アラモード!
気まぐれアメンボロードを、今宵、われらがぴょんぴょん渡りきる!
ヤオヨロ~!
「「「ヤオヨロ~!!!」」」
よよよ~!(ノ≧▽≦)ノ