『魔王様はグルメ』人物紹介。
今回は、アシュフェリア・ヴォーディアスです。
愛称は「リア」。
先代魔王サタンの次女にして、魔王アシュレイアの実の妹です。
「お姉様」と呼んでアシュレイアを強く慕っていますが、この姉妹には少し変わった事情があります。
リアは幼い頃から、父サタンに姉の話を聞いて育ちました。
ところがアシュレイアは、魔王位と魔王軍を継いで両親のもとを離れた後にリアが生まれたため、妹がいること自体を知りませんでした。
つまりリアにとっては、
「ずっと会いたかったお姉様」
なのに、
アシュレイアにとっては、
「誰だ、そなた」
から始まる姉妹です。
そしてリア最大の特徴が、「香り」。
花や香木、茶、酒、果実、香辛料、焼いた穀物など、さまざまな香りに触れてきた嗜香家です。
味を中心に料理を見るアシュレイアに対して、リアは香りから料理や食材を見る。
同じものを前にしても、姉妹で拾うものが少し違います。
人間社会にもかなり慣れていて、旅や隊商護衛などを通じて人とのつながりも広め。
上品な「ですわ」口調で話しますが、言う時はかなり言います。
姉への敬愛は相当なものですが――
初対面から何もかも順調だったかというと、もちろんそんなことはありません。
魔王城の門では止められる。
姉の側近とは揉める。
ようやく会えたお姉様には存在そのものを知られていない。
しかも、やっと姉妹だと分かってもらえたと思ったら……。
このあたりは、ぜひ本編の
「幕間その六 アシュフェリア・ヴォーディアス①・②」で。
第7編「黒い姉妹、されどスパイス編」では、アシュレイアとは違う「香り」の感覚を持つリアが、本格的に物語へ加わっていきます。
二人の姉妹が同じ料理を前にした時、それぞれ何を感じるのか。
そこも楽しんでもらえたら嬉しいです。
『魔王様はグルメ』
〜三度の侵攻より、人類の飯〜
https://kakuyomu.jp/works/2912051602761313813
同時連載中:
『バッドエンドは視えている』
〜死ぬ未来だけ見せられた女子高生は、やり直せない異世界で足掻く〜
死ぬ未来だけを押し付けられた女子高生が、やり直せない異世界で足掻く、重めの異世界サバイバル小説です。
https://kakuyomu.jp/works/2912051602997292350