『魔王様はグルメ』
〜三度の侵攻より、人類の飯〜
今回は、魔王軍四天王の一人――ルシファーの紹介です。
ルシファーは、魔王軍の四天王に名を連ねる存在です。
ただし、この作品の四天王は、単なる魔族の幹部ではありません。
天界由来、あるいは神話級の堕天存在として、魔王軍の象徴であり、武力であり、巨大な装置として扱われています。
その中でもルシファーは、元筆頭天使。
神に反逆して堕ち、天界への復讐のために力を集めていた存在です。
本来なら、彼自身が魔王となっていてもおかしくないだけの格を持っていました。
けれど、彼はアシュレイア・ヴォーディアスと出会ってしまいます。
圧倒的な力。
神々にすら喧嘩を売る規格外の魔王。
そして、自分では届かなかった場所へ、当然のように踏み込んでいく存在。
ルシファーは敗北し、屈服し、そして心酔しました。
彼は、魔王になれなかった男です。
だからこそ、アシュレイアへの忠誠は重い。
重すぎるほど重い。
リンドが「魔王様の意図を完全には理解できないが、危険な境界線だけは察する」実務担当なら、ルシファーはもっと大きな魔王軍の力そのものです。
戦場を動かす。
兵を動かす。
敵を誘導する。
必要なら、味方にすら容赦なく圧をかける。
魔王様の食事を邪魔しないために、戦場を予定時刻までに片づけようとする男でもあります。
一方で、ルシファーはアシュレイア本人の本当の価値観を、必ずしも正しく理解しているわけではありません。
彼にあるのは、理解というより崇拝です。
だから、命令を拡大解釈する。
忠誠のつもりで暴走する。
魔王様のために最善を尽くしているつもりで、かえって面倒を増やすこともある。
それでも彼は、間違いなく強い。
そして、間違いなく忠実です。
魔王になれなかった男が、魔王のもとで何を守り、何を壊し、どこまで行きすぎるのか。
リンドとはまた違う形で、魔王軍側の恐ろしさと面倒くささを背負っている人物です。
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作品ページはこちらです。
https://kakuyomu.jp/works/2912051602761313813
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同時連載中:
『バッドエンドは視えている』
〜死ぬ未来だけ見せられた女子高生は、やり直せない異世界で足掻く〜
こちらは、死ぬ未来だけを押し付けられた女子高生が、やり直せない異世界で生き残ろうとする、重めの異世界サバイバル小説です。
死に戻りではありません。
巻き戻りもしません。
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