今回『エゴイスト』に思いがけず温かい反応を頂けて、本当にホッとしています。
実は、もし不快に感じられる方が多ければ、そっと非公開にしようかと考えていたくらいで……💦
だからこそ、頂いた言葉ひとつひとつが本当にありがたく、胸に沁みました。
今作の主人公は、私の中でもかなり“歪んだ人”です。
リアルに寄せすぎると危険な気がしたので、色んなタイプの「こじらせ」を少しずつ混ぜ、さらに少し誇張させました。
それでも、書いている間はふおお……ドップリと、その人物の感情の沼に浸かるような時間でした😌
私自身は正反対で、人様に迷惑をかけるのが怖くてたまらないタイプです💦
学生の頃は校則を、社会人になってからは就業規則や自分のいる業界の法律を読み込んでしまうほどで……いま思えば、そっちの方がちょっと歪んでるのかもしれませんが😅
だからなのか、
「公序良俗をすり抜ける人」
「自分の欲を優先しながら平然としている人」
「他者の痛みに鈍い、あるいは無関心でいられる人」
「ネット上で他者を平然と攻撃する人」
そんな人物の心を想像して描くのが、楽しくて楽しくて……。
心理の本やネット、論文などを読み漁って、自分の中に一旦落とし込んでからそのひとになり切って書く時間は、私にとってまさに、創作の至福です。
ドップリ没入しながら、“自分ではない誰か”として生きる時間。
それが、小説を書く醍醐味のひとつなんだと改めて感じました✨