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宣伝

どうもこんにちは。

こちらはカクヨムのメルマガにて配信されたものの転載となります。
期間も開いたので宣伝を兼ねて乗せる事にしました。 
後、良かったら一巻の感想とか頂けると嬉しいです。

以下転載。

一巻の雑感などを述べていこうかと思います。
現在発売中の一巻のネタバレを多少は含んでおりますのでご注意を。
できれば読了後に見て頂けると嬉しいです。
既に一巻をご購入いただけた皆さんありがとうございます。
web版しかご覧になっていない方で興味を持たれたのであれば購入の判断材料にでもして頂ければと思います。

まだの方は是非、購入してくださると作家が泣いて喜びます!

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割と何度も触れていますが書籍版とweb版では話の流れ自体は同じですが、完結までの設定を踏まえて再構成されているので一から書き直しています。
そのへんを頭に入れておくとより楽しめるかもしれません。
とはいえ、こうして振り返る機会を得て思い返すとweb版第一話が十六年の十月だったことを考えると遠い所まで来たなと思ってしまいます。

当時は何を考えて書いていたのかはあんまり思い出せませんが、見切り発車だったことだけは覚えています。
要するに取りあえず書いてみようで始めた感じですね。
慣れていなかったこともあって序盤は見返すと我ながら酷い出来だと思っています。
あとは設定面での整合が微妙に取れていない部分もいくつかあったので、そのへんも今回の書籍化の機会に全て修正しました。

……少なくとも目に付く範囲では直っているはずです。

では次に個別に触れて行こうかと思います。

・ロー  
主人公。 当初はもうちょっとマッシブな感じを想定していましたが、頂いたキャラデザが良かったのでそのままお願いしました。
設定的にも整合は取れているので何の問題もありませんね。
ちなみに初期案はもっと格好いい装備でしたが拾ったり、パクったりした装備でこれは違うと思ったので、もっとダサくみすぼらしくしてくれとお願いしました。
キャラデザで無茶言ってごめんなさい。 あれはあれで気に入っていました。

web版の序盤ではキャラが固まっていなかったので、割とお気楽な思考や行動を取ったりしていますね。
当時の私はこいつをいったいどこに向かわせたかったのか?
思い返してみましたがさっぱり思い出せませんでした。
書籍版ではweb版の終盤――要はキャラが固まった状態に寄せています。 
行動自体は変わっていませんが、感情の働きが少なくごちゃごちゃと余計なことを考えることをしなくなったので読みやすくなっていると思います。
ノリで行動させるのを止めさせ、当人の合理に従って行動させると割といい感じになったのではと勝手に思っています。
特に、戦い方に関しては攻撃手段、経験が少なく、大して強くもない状態なのでこの段階での必殺技は「死んだふり」です。
致命傷に見える攻撃を喰らって倒れ、相手が油断した隙に襲いかかる。
主人公にあるまじき戦法ですが、個人的には気に入っています。
強くなっていくと選択肢から消える手段なのでここぞとばかりに使わせました。
謎の力に覚醒する、最初から強い、または無敵の能力を配布されている系は嫌いではありませんが、最終的に「何故」そうなっているのかの説明ができなさそうなので私にとっての主人公はこれでいいと思っています。
一巻では洗脳能力を身に着けてやれることが広がりました、で終わったので、今後悪用していくことでしょう。

・ハイディ
今は相棒役。 主人公と同様にweb版の序盤ではキャラどころか方向性すらまったく固まっていなかった、「取りあえず」で出したキャラ。
はっきりと見た目が分かる挿絵では中身が違うのでアレな感じになっていますが、初期案はもっとヒロイン感のある見た目でした。
今でも充分可愛らしいですが、初期案はやや可愛さに特化していました。
個人的には非常に好みでしたが、設定との兼ね合いであんな感じになりました。
イラストレーターのこぞう様。無茶を聞いてくれてありがとうございます。
続刊すれば色付きで見られるので、続くよう買ってくれると嬉しいです。
ぶっちゃけた話、感想で一番突っ込まれたのはこいつに関してでしょうね。
正直、突っ込まれて当然だと思っていたので、否定のしようもありませんでした。
改めて見直すとこいつ本当に脳ミソ入っているのかと思いましたが、入れ忘れたのは私なので私の所為ですね。 ごめんね。 入れ直したから許して。
当時は主人公一人だと間がもたないと思い、話し相手が欲しいといったことと女をまともに描く自信がなかったので中身を男にしようといった感じで生まれたような気がします。
ちょっとこのままではダメだろと思ったので、かなり行動や思考を弄りました。
割といい感じの仕上がりになったのではないでしょうか。
書籍版では何故こうなったのかと考え、改善し、彼女なりに前に進む事を目指し主人公の旅に同行する事となります。

・ファティマ
一巻のボス。 口絵で色付きになった。
キャラデザに関しては初期案の時点で完璧だったので言うことがありませんでした。
こぞう様、最高のデザインをありがとうございます!
web版と比べてもそこまで変わっていません。
書籍化に当たって動機などの掘り下げを行い、行動に対しての説得力が増したのではないかと勝手に思っています。
書籍での出番はほぼ最後だけなのであんまり言う事がありません。
web版のままだと長い期間、出番が少なくなるので二巻ではちょっと出番を増やしています。
気になったら買って確かめて頂けると嬉しいです。

・ズーベル
大体こいつの所為。 web版では主人公の現状を作るための舞台装置と呼べるレベルにキャラが薄かったのでその辺の補強を行いました。
先代領主が急逝し、騙しやすい息子が代わりになったのでこれ幸いと暗躍して乗っ取りを図りました。
単純に生まれで立場が決まることに我慢ができなかったので、他人を蹴落として地位を得ようと企んだのが彼の行動原理となります。
一応、実行に移すか迷っていましたがファティマに背中を押されて坂道を転がり落ちました。
結果的にやり過ぎて誰にとっても望まない最後になりましたが。

・ゴブリン
web版ならアブドーラの顔見せがありますが、出番がかなり先なのでカットしました。
代わりに二巻で少しだけ触れる予定です。
特に悪い事はしていませんが主人公の通り道に居たので酷い目に遭いました。
他に細かい点を挙げるならハイ・エルフの親子の件ですね。
よくよく考えるとあいつら里から出られないので捕まるとかありえない上、先で使わない設定だったので書籍版ではカットしています。
後は地竜戦ですね。 ちょっとご都合感のある展開だったので、そのへんを弄ってなるべく自然になるようにしました。

・リリネット
ハイディの体の前の持ち主。 お嬢様の見た目で下品な事を口走る小物。
ファティマと同様にweb版とはあまり変わっていません。 お別れした仲間はかなり先で出る予定です。
「魂の狩人」に関しては大きな変更点は名称から「魂」が消えて、ただの「狩人」になったぐらいですね。
この辺は先の設定との齟齬を踏まえてのことなので、話の進行にはあまり関係ありません。


一巻の範囲ではこんな所でしょうか?
要はこれだけ違うよといった話でした。
買って頂けた方にとってはちょっとした補足、迷っている方には購入の判断材料になれば幸いです。

二巻が出たら同じような感じの事をやれればと思っています。
今回はこれで失礼します。 ではまた!

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