温容な前科持ちさんと犯罪者の冤罪くん
「俺、やってません」
この台詞を何度繰り返したことだろう。顔が怖いせいですぐ疑われ、友達にすら怖がられ、無実なのに反省文ばかり書かされる日々を経て、職場で出会った優しい上司。俺が怖くはないらしく、ひたすら面倒を見てくれる。助けてくれる。ずっと一緒にいるうちに、すっかり彼に依存していた。後に知った。この爽やかでいかにも話しかけやすい彼こそが、前科者だということを。
怖い顔選手権で優勝確実タイプの子と、玄関開けたらいる人としては最適タイプのおにいさんの物語です。
【※注】こちらカクヨムのサポーター限定公開です。アルファポリスの賞レース応募のため、コツコツ書いていたものを先行公開いたします。
だって応募期間は10月だもの。先じゃない。寝かせておくのもなんかつまんないじゃない。ということでごそっと載せまくるから!ぜひ読んでねお嬢さん!