第一話の記述を一部変更しました。
「生まれ変わった当初は驚いた。
何せ一国の王様の息子になってしまったのだから。
それこそ、前世で願った自由とは程遠い存在だ。
国を背負う者としての責任に追われる。
そんな事になってしまうのかもしれない。
そうならない為にも、何か出来ることがないかと考えたのだが……。
何もなかった」
↓
「生まれ変わった当初は驚いた。
何せ一国の王様の息子になってしまったのだから。
でも、自由が遠ざかったという訳ではなさそうだ。
この国は、望まなければ皇帝にならなくて済むようなシステムになっている。
それに、俺には四歳上の兄がいるのだ。
そいつが皇帝になってくれれば良い。
まぁ、せっかく生まれ変われたのだ。
何か面白いことをしたい、そう思ったのだがーー、
何も無かったのだ。」