第四部は、第三部で増えなかった分、ヒロインが二人、追加されました。
じつはこの4人目のヒロイン、とても扱いに悩みまして。
本作最初の「処女でない」ことが明示されたヒロインなんですよね。過去に凄惨な経験をもつ、傷痕(きず)を背負う女性。
で、擦れているようで男女関係は意外と初心な二十代半ば。
しかし、その境遇への同情もあったムラタと関係を持ってしまい、以後、ぐいぐいと割り込んでくるようになる。
ただ、ムラタの懐に割り込んでくる以上、読者様的にはきっと目障りなのではないかなあ(特にリトリィを支持してくださる方々にとっては)と思いつつ、書き進めてまいりました。
もし「ムラタのむねあげっ」を読んでいただいていて、そのうえで思うことがありましたら、ぜひこの近況報告にでも、なんなら本編にでも、この「4人目のヒロイン」について、書いていただけたら嬉しいです。