• 恋愛
  • エッセイ・ノンフィクション

油布様専用・感想用近況ノート

恐れ入りますが、こちらは油布様専用「銀狼は花の乙女に癒され、まどろむ ~身代わり侍女は冷酷皇帝の抱き枕~」の感想用の近況ノートです。

上記以外の用件が綾束におありの方は、お手数ですが別の近況ノートへコメントくださいませ。
よろしくお願いいたします~(*´▽`*)

45件のコメント

  •  わざわざこのようなページを作っていただき恐縮です。
     あくまで個人的な意見・感想なのでご承知おきください。

     前にも書きましたが、綾束さんの作品に決定的な欠点など無いのです。これだけ多くのファンがつき、物語を共有しているわけですから。この型でも十分いけると思っています。

     ただ、最近『大奥』や『薬屋のひとりごと』などを読んでいると、今は女性向け作品の方がむしろキャラクターや世界観の考証に厳しいのではないかと思うようになりました。その点で、改善点があるような気がしたのです。

     綾束さんのキャラクターや世界観は実証的、論理的ではなく印象的、感覚的に作られているような気がします。例えれば昔の少女漫画『王家の紋章』とか『エロイカより愛をこめて』とか。雰囲気重視ですね。これは利点でもあるのですが、ツッコミどころにもなります。
     もともと綾束さんは実証的なローマ物を書いていたので、その差は感じているのではないでしょうか。

     今のままの書き方でも、ちょっとだけリアリティを増すことができればキャラクターの厚みが増し、舞台が広がって見えるのではないか。そういう視点で感じたことを書いていきたいと思います。
  • 油布様
     過分なお言葉、ありがとうございます~(*´▽`*)

     『大奥』も『薬屋のひとりごと』も読んだことがありますが、確かに、『大奥』は歴史考証をしっかりされているイメージがありました。とはいえ、江戸時代はあまり詳しくないのですけれども……(;´∀`)

     『薬屋のひとりごと』のほうは、あちらは時代がはっきりしないので何とも言えませんが(カカオが出てきたということは、16世紀以降なんでしょうか……?)主人公を侍女にすることで、うまく処理している部分はあるなぁという印象でした。

     キャラクターや世界観が感覚的……。確かに、そうかもしれません……(;´∀`)
  • 【1話〜5話】

     キャラクター心理で気になったのは、主人公の姉です。
     綾束さんは主人公が持つ印象でキャラクターを設定しているような気がします。主人公からすれば、姉は全く瑕疵のない人物です。主人公のためを思って侍女奉公に出した。それは事実でしょう。でも、そうであればこそ、聡明で愛情深い人物なら考えるはずです。
     トリンティアを身代わりにしてしまった……。
     主人公が奉公に出たおかげで、姉は反射的利益を得ています。愛する人と結ばれたわけですから。結果として妹の奉公が自分の利益になっているわけです。たとえ救ったのが事実でも、主人公に対する申し訳なさ、罪悪感を持つはずです。

     僕なら1話目のセリフはこう書きます。実際の言葉というより心情を顕す象徴的なセリフと考えます。
    「ごめんなさい。あなたを私の身代わりにみたいにしてしまって。でも、あなたを守るためにはこうするしかなかったの……」

     主人公が姉に持つイメージと、本人が考えるであろうことは違います。二つ以上の視点から組み上げると、キャラクターはより立体的になります。

     政治的な関係で気になったのは、主人公がみすぼらしい支度しかしてもらえなかったということです。これは理論的に考えると、まずあり得ないのです。義父はトリンティアを自分の養女として送りこんでいます。それだけで、このことは政治的な意味を持ってしまいます。みすぼらしい格好で送ったのでは、自分の恥になるはずです。皇帝から無理矢理娘を送るように命じられ、逆に反乱覚悟の当てつけで主人公を送ったとかなら別ですが、普通に考えればみすぼらしい格好で送り込むメリットは何もありません。(デメリットは多いですが……)

     単純にそこまで考えていなかったということも、この場合はまずあり得ないのです。それは姉の存在です。聡明で愛情深い姉なら、主人公に対面を整えるだけの用意をすることが、父の利益になると説得するでしょう。
     この場合は、個人的に邪険にしたくても、政治的な理由でできない例です。その辺の整合性が取れれば、権力者の対立などの構図にもリアリティが出てくるのではないでしょうか。


     薬屋のひとりごと。マンガを読んだだけですが、あれは侮れません。特殊な考え方、性格を設定してその中で整合性を取っています。『そう見える』ではなく、『そう考える』。そこにリアリティの秘訣があります。
  • 油布様
     確かに、お姉ちゃんをもうちょっと多層的な人物として書かないとですね……っ!
     良いアドバイスをありがとうございます!(≧▽≦)
     一応、書く前にそれぞれにスタンスは考えたはずなんですけれど、書いているうちに変えてしまったところもあって……(;´∀`)
    (実は、書き始めはエリティーゼ本人が出てくるかどうか、未定だったのです)

    サディウム伯爵の政治的スタンスなども含めて、全体を読み返した時に合わせて修正したいと思います~(*´▽`*)

    ちなみに、エリティーゼは人並みの支度はさせましたが、鳴り物入りな支度はさせなかったはずです……。伯爵の養女という身分ですが、なんせ行くのは「冷酷皇帝」と恐れられているウォルフレッドの王宮。下手に派手にしてトリンティアにウォルフレッドが目をつけてはいけないと思ったはずなので。

    『薬屋のひとりごと』の猫猫のキャラ造形は確かにすごいですよね!(≧▽≦)
    特殊な性癖を主人公にもってこれた時のキャラ起ちの強さを遺憾なく発揮していると思います(*´▽`*)

    ああいうキャラを作れたら強いんでしょうねぇ……(*´▽`*)
  • 【6話〜10話】

     花の乙女って肌を合わせた方がいいのか、抱きつくだけでいいのか、吐息を嗅いだ方がいいのか。気になりますね〜。

     政治的な関連でちょっと気になったこと。
     皇帝が戦ってその地位を得たのであれば内乱があったはずです。前の公爵の絡みからも、恐らく諸侯も介入する(介入させられる)可能性はあったと考えられます。そういう緊張感をトリンティアは知らなかったのでしょうか。

     ここで可能性は二つあります。

     本当に何も全く知らなかった。

     でも、トリンティアは鋭い感覚を持っていて、状況を読者に伝える立ち位置を持っています。そうすると状況を正確に伝える必要がありそうです。

     僕ならこう書きます。  
     うまく立ち回って内乱を避けたサディウム家は、まるで何もなかったかのように日々を贅沢に、安穏として生活すること暮らすことに固執していていた……。

     それだけで、世界観に膨らみがでるはずです。
  • 油布様
     アドバイス、ありがとうございます~!(*´▽`*)
     確かに、トリンティア視点で多くを語ろうと思ったら、トリンティアがある程度、知識を持っているほうがいいですね(*´▽`*)

    サディウム家が内乱時にどうしていたかは、もう少し後にも出ていた気がするので、そこと合わせて、油布様様の案で修正しようと思います(*´▽`*)
    ありがとうございます!(≧▽≦)

    『花の乙女』は、服の上からふれていても効果はありますが、ふれる面積が多いほうが、そして密着度が高いほうが効果があるという設定になっています。本文中では具体的に書いていませんが……(;´∀`)
  • 【11話〜15話】
     治療のためとか思っていても、そのたびに可愛らしく恥じらっているのを見てしまえば、男なら必ずグッときますよね。というか、治療だからやましい気持ちはないとか言い訳ができるので、これは男としてはおいしい状況です。
     腹心がヤレヤレと下品に煽るのは、もしかして、皇帝がなかなか女性に興味を持たないからとかでしょうか。


     さて、世界観とキャラ設定の話です。

     1話と15話で、ちょっと背景の印象が違うような気がします。最初はトリンティアは受け身な感じだったのに、実は積極的に姉を守ろうとしてたわけですね。

     で、ちょっと『?』な点。

     サディウム伯爵はバリバリの第4王子派、公爵派だったわけです。それを皇帝派に乗り換えようとしてエリティーゼを皇妃にしようと画策したものの、やはり公爵派に戻ってトリンティアを身代わりにした……と、想像しました。そうだとすると、エリティーゼの密かな婚約が『?』なわけです。

     これ、まだ第4王子の生存に希望を持っている公爵にバレると激怒されますよ。
     美女と引き換えに鶏ガラでは、(たまたま大当たりだっとしても)皇帝もサディウム伯爵が政治的に敵対したと判断するでしょう。下手をすると両陣営から見捨てられます。とりあえず何かが起きそうな天哮の儀までは婚約どころではないのではないのではないでしょうか。もしくは両陣営を敵にしてでも密かに味方にする価値が、その男にあるとか……。
  • 油布様
     ありがとうございます~(*´▽`*)
     確かに、サディウム伯爵の立ち位置が見えずらいですね……(><)
     
     ちょっと15話はウォルフレッドやセレウスに伯爵の真意を推測させるよう、修正します~(*´▽`*)

     ……たぶん、今後もそんな部分が出てくるかもです……(><)
  • 【16話〜20話】

     皇帝の人間像がだんだんと現れてきましたね。トリンティアが冷酷皇帝の仮面に気づくのはいつでしょう。自分をいじめた侍女を庇うのもいいですね。やっぱり『ざまあ』は後味が悪いですから。

     それで、ここまできて、ちょとした違和感の原因にようやく気付きました。

     僕の作品の例で説明します。『オレ俺サーガ』の主人公は、軍事も経済も人間関係の機微も全部わかっている超人です。主人公は全てを理解しているので、背景の説明はわかっていることを好きなタイミングで小出しにすればいいわけです。
     しかし『拝み屋』のボロウは、面倒くさい政治なんかにはほとんど興味がないし、難しいことも考えない性格です。その意味では凡人なので、政治が絡んだ複雑な背景を説明することはできません。
     そこで『オレ俺サーガ』の主人公にも匹敵する能力を持つドラフの爺さんに語らせているわけです。バランスについては後で改稿した際に調整しますが、ボロウを主人公にした時点で陰謀なんかの重要度はやや低めになります。

     トリンティアも、最初は自分が取り柄のない娘だと思っているところから始まっています。ある種のシンデレラストーリーなので、見えていない美しさや才能が現れることはあっても、できないことが急にできるようにはなりません。カボチャの馬車は、やはりカボチャなのです。
     ただ、それなら権力構造を含む世界の背景を誰に語らせるかが問題になります。

     綾束さんは主人公と読者に同時に情報を開示しよう(理解させよう)としているような気がします。そうすると、主人公には相応の情報と類い稀な理解力が必要になり、キャラ設定とは微妙なズレが生まれます。
     あくまで私見ですが、この場合はウォルフレッドに語らせるべきでしょう。せっかく頭の切れる宰相や人間通の将軍もいるのです。ここでせっかくの三人称交互視点を利用しない手はありません。
     幸いにもトリンティアは半強制的に皇帝と一緒にいます。二人の認識を徐々にすり合わせていく時間はいくらでもあります。

     お互いの偏見や誤解が少しずつ縮まっていく話なら、トリンティアの理解が少しずつ深まっていってもいいはずです。
  • 油布様
     いつもありがとうございます~(*´▽`*)

    >主人公と読者に同時に情報を開示しよう(理解させよう)としているような気がします。

     女性向けを意識して書いているので、読者様が感情移入するのはトリンティアだと思うのです。なので、トリンティアと読者様が足並みをそろえて情報を得ていくように……。と無意識にしているのだと思います。

     11~15話の感想をいただいた時にも思いましたが、もっとウォルフレッドやセレウスを情報を出すために使うべきですね!( ・`д・´)⁺


     例に「拝み屋ボロウの大失敗」を出されていますが、私も、読んでいる時に、ボロウの一人称視点だと、陰謀の重要度が下がってしまうなぁとは思いました。ただ、油布様がウォルフレッドやセレウスを活用するようにとアドバイスをくださっているように、「拝み屋」でも、シェスタやラドフを活用することで、背後に陰謀が流れていることを読者に意識することは可能かなと思いました。
     ボロウに恋してしまったからかもしれませんが、時間をおいて振り返ってみると、シェスタがお姫様を心配していたかどうかが、あまり印象に残っていないなぁ、と……。

     シェスタがお姫様を心配する→そんなシェスタが気になってしまって、ボロウが陰謀にも意識を向ける。という流れでドラフだけに頼らずとも、ボロウの意志で陰謀に注意を向けることも可能かも、と思いました~(*´▽`*)
  • 【20話〜25話】

     皇帝もトリンティアに心を許してきたのでしょうね。少しずつ状況を明かしていくいい展開です。
     心配なのはトリンティアの正体がバレた時に、婚姻前でまだサディウム領にいるはずのエリティーゼです。各領主に呼びかけて侍女を集めたようですし、皇帝が目立つ行動をしているので、伝わるのも時間の問題です。


     前回は気になった点を伝えるのに、手法として成功しているかどうかもわからない自作を引用してしまい大変失礼しました。
     たまたま自分で発見したばかりの問題点だったので、思わず書いてしまいました。主人公の設定によっては、陰謀や難しい社会設定を読者にスッキリわからせることは難しい。主人公の認識に完全に合わせるとどうしても不十分になるが、陰謀の背景はある程度わからないと読者もモヤモヤする。それで他人に語らせるのがいいと思ったわけですが、ご指摘のとおりまだ消化不良の部分が残っていますね。改めて気づかせていただきました。ありがとうございます。

     後は誰にどうやって情報を伝えてもらうかですが、キャラ設定との兼ね合いが難しいところです。無理にセリフを突っ込むとキャラの方のリアリティが崩れてしまいます。
     たしかに、綾束さんのような心の動きもあるかもしれませんね。改稿の中心はそこだと認識しているので、よく考えてみます。
  • 油布様
     失礼だなんてとんでもないです!(><)
     油布様のおかげで、もっとウォルフレッドとセレウスを活用しよう、と気づけたので!(≧▽≦)
     ありがとうございます~(*´▽`*)

     まだうすぼんやりとした改稿案で、実際にやってみないとどうなるかわかりませんけれども、「銀狼は~」の場合は、セレウスがあれこれ語るのもありなのかな~と思っています。
     トリンティアがスパイではないかという疑いを抱いていて、あえて情報を流して反応を試す、みたいな感じで。
     「銀狼は~」の場合、多視点ですから、後でセレウスの考えをトリンティアが知らないところで出すこともできるので、一人称よりはいろいろ情報を明かしやすいかな~と思います(*´▽`*)
  • 【26話〜30話】

     物語の背景が一気に出てきましたね。
     今まで色々とグダグダ言ってごめんなさい。ちゃんとスッキリと語る場所を用意していたんですね。情報を小出しにしながらここに繋げるか、いっそのこと状況は見えないようにして繋げるか。もし、改稿して文字数を圧縮するなら後者がいいのかもしれません。

     泥水の中に一枚だけ……は、とてもいいですね。感情がすっと入ってきます。僕ならかなり大胆に文章を削ったとしても、それだけは残します。【26話〜30話】は僕にとってはかなり新鮮な感じがしました。

     ちょっとだけ気になったこと。幕間の、『花の乙女さえ断っておけば……』のあたりが少し説明的かも。手を入れればもっと良くなるような気がします。
  • 油布様
     情報をどこでどこまで出すのかは、本当に悩みます~(><)
     説明が多いシーンって、どうしても盛り上がりに欠けるので、序盤は最低限の情報だけ出して、読者様をある程度、引きずり込んだところで説明することが多いんですけれど……。適切な出し方ってどうだろうといつも悩みながら書いています(;´∀`)

     泥水の中に一枚だけ、褒めていただいて嬉しいです~!ヾ(*´∀`*)ノ
     トリンティアの寄る辺ない様子をちゃんと書いておきたかったので、そう言っていただけて嬉しいです!(*´▽`*)

     幕間はちょっと手を入れるようにします~(*´▽`*)
  • 【31話〜35話】

     ようやく、ウォルフレッドの腹心二人の人間像がはっきりと見えてきました。
     政治的な動きも出てきて、いい感じですね。思わずハートを押すのを忘れて、後から遡って押してしまいました。
     誤用と言うほどではないのですが【35話】『耳障りがいい』はこの物語にはふさわしくないのかもと思いました。『気のおけない』のと同じで、最近はマメ知識的に知っている人が増えたので、ツッコミどころになる危険性があります。

     世界観として気になった点がひとつ。
     トリンティアはガリガリだけど、よく見れば顔立ちは可愛らしいわけです。いくら何でもあんなに酷く言われちゃうのは何故だ! とか叫びたくなっちゃいます。
     もしかしたら、この世界は比較的豊満な女性を好む文化、流行の中にあるのでしょうか。それならば王宮の肖像画、裕福でふっくらとした他の女性たちなどを描写することでスッキリと納得できます。皇帝や重臣が政治的な体裁や体面を気にするのは当然ですからね。


     そしてこれは本来の感想とは離れるのですが、綾束さんがキャラが弱いと言われる理由についても考えてみました。
     綾束さんが一人称を書く時って、何故か男性が多いですよね。
     もし女性の一人称を避けているのだとしたら、理由は二つほど考えられます。
     自分と同一化して何を書いても同じキャラクターになっちゃうのが怖いから。(もしくは客観性を守れなくなるのが怖いから)
     もうひとつは自分の子どもを慈しむようにヒロインを見守りながら大事に書きたいから……。
     それを踏まえた上で、あえて女性の一人称に挑戦したら、何かきっかけが掴めるのでは?

     的外れだったらごめんなさい。
  • 油布様
     「耳障り」を「自分達に都合のよい」に修正いたしました~(*´▽`*)
     自分ではまったく気づかなかったので助かります、ありがとうございます~!(*´▽`*)

     従者視点の話は、ふだん視点を置いているトリンティアとウォルフレッド以外になってしまいますが、二人の背景を説明するためにも、どうしても入れたかったのです(*´▽`*)
     やっぱり、ウォルフレッドとトリンティアの前ではできない話もありますから。
     それと、味方同士でも対立させたいな~と、思ってまして。
     敵とは別に、味方の間でも意見の食い違いがあったほうが、絶対に物語が面白くなると思うのです(≧▽≦)


     トリンティアがひどい言われようなのは、ふくよかさが美徳のひとつになっている中世的な世界観でガリガリに痩せているせいもありますし、本人がおどおどびくびくとしていて、実際以上にみすぼらしい印象を与えるためでもあります(><)
     もうちょっと、ふくよかさが良いものとして評価されるというのを書いておいたほうがいいかもしれませんね(;´∀`)


     油布様がおっしゃる通り、女性の一人称、ほんとに全然書いたことがないんですよ~(;´∀`)
     男性のほうが書きやすいのです。
     女性一人称だと、キャラクターではなく自分が出てしまいそう(客観性を失ってしまいそう)というのと、思考の渦に陥ってしまって、ストーリーが進まなさそうという心配があります(;´∀`)
     一人称だと、三人称以上に、主人公を読者様に好きになってもらわないといけない気がするんです。ずーっと主人公の語りにつき合ってもらわないといけないわけですから。
     そう考えると、読者様に好きになっていただけるような一人称ヒロインって難しいなぁと思ってしまって……(><)
    (一人称だと、一視点しか書けないので、じれじれすれ違い恋愛物を書くのが難しいという理由もありますが)

    「これは、女性一人称で書くのが一番面白い!」と思う物語が浮かんだら、もちろん挑戦したいと思います!(≧▽≦)
     もし書くとしたら、まずは短編から練習かな~、とも思いますが(*´▽`*)
  • 【36話〜40話】

     もう一人の花の乙女の登場で、絶対の立ち位置が崩れてしまいました。ここからの展開が楽しみですね。

     設定上、気になった点はありません。
     個人的な興味としては、花の乙女って結ばれちゃうとどうなるのかなとか。子どもを授かっちゃうとどうなるのかな、とか気になります。


     ところで一人称の話。実は僕もずっと長い間、書けませんでした。長編(連作短編)では『三界の魔術師』の後に書いた『放課後☆パーティー』が初めてです。でもそれは視点と価値観を統一するための影の薄い主人公でした。(中盤から変わってきますが)
     これはストーリー重視で小説を書いている人にありがちな傾向です。作者が高い視点で見ているストーリーと、自分を投影した主人公の視点がどうもしっくりこないような気がするんですよね。

     この意識にとらわれていると、キャラクターを外側から書いてしまいがちになります。実際、僕がかなり前に小説を書くのを一度、断念したのもそれが原因です。ストーリーは書ける。でもキャラクターにはイマイチ魅力がない。これではいくら努力しても同人誌レベルの作品しか書けない。その時は、ストーリーに動かされているからとは思いませんでした。人間とは、不都合な現実とはなるべく向き合わないようにするものです。

     本当の問題はキャラクターを外側から書くことです。キャラクターに入りこみ、内側から思考や感覚を共有するように書けば、実は三人称でも全く問題はありません。一人称を試してみるのをすすめたのは、それが感覚を磨くきっかけになるからです。

     じれじれを書くなら、確かに三人称の方がいいですね。
     内側から感情がほとばしるキャラで作る三人称小説を書くことも、柔軟性のある綾束さんなら決して不可能なことではありません。
     
  • 油布様
     もう一人の『花の乙女』は絶対に出さないといけないな~と思っておりました(*´▽`*)
     一応、読者様が読まれていて浮かぶ疑問は、できるだけ、本文中のどこかで答えを入れるようにはしているのですが……。というわけで、もし『花の乙女』と結ばれたら、は後々に……。ということで(*´▽`*)

     今の油布様の作品を読んでいると、もともと一人称が苦手だったなんて、まったく思いません!Σ( ゚Д゚)
     ボロウの語りとか、個人的に好きです~(*´▽`*)

     キャラクターについては、故・小池一夫先生の『人を惹きつける技術』で勉強しました(*´▽`*)
     おかげで、最近、少しはましになったんじゃないかな~、と思っています(本当になっていたらよいのですけれど……)

     神辺様には、もっと悪役のヘイト管理をするとよいとアドバイスをいただきました(*´▽`*)
     ストーリー上の倒すべき悪役ではなく、「こいつ嫌い!」と思えるような悪役にするように、と……。
     サディウム伯爵が、そう書けていたらよいのですけれど(><)
  • 【41話〜45話】

     ようやく恋心を自覚したトリンティア、ウォルフレッドにも変化が出てきていい感じです。ここからが綾束さんの真骨頂ですね。

     気になった点。ちょっと、乗合馬車はないかな……。
     自分の養女としてトリンティアを送り込んだなら、皇帝に疑われるようなことはしないはずです。乗合馬車でなんか使ったら(本物だけど)偽物だって言っているようなものです。

     『魔法のiランド』募集要項を確認しました。字数制限がないのと、ジャンルが緩い(参加レーベルが多い)のはありがたい利点ですね。その上読者選考なし、明らかに女性向けでなければ、僕が出したいくらいです。
     長すぎて他の公募に出せない作品も、区切りのいいところまでアップして出してもいいかもしれませんね。
  • 油布様
     ようやく、ようやく恋心を自覚しました……!(≧▽≦)
     ……まだ、トリンティアだけですけれども(><)

     乗合馬車はやめておいた方がよいですか……。
     実は最初は、サディウム領の他の下男、下女達と一緒に城へ来ていて、下男なんかを登場させようかと考えていたのですけれど……。文字数と話の展開上、やめてその辺りの事情は書かずにスルーしてしまったですけれど……。
     養女なのですが、サディウム伯爵はあくまで侍女の一人としてトリンティアを供出しているので……。ちょっと考えてみます~(*´▽`*)

     魔法のiらんどまで見てくださってありがとうございます!(≧▽≦)
     字数制限がないというのが私にはなによりありがたいです!(笑)
     とりあえず、登録しなければ……っ!
  •  『乗合馬車』は目的地の方向が同じ不特定多数の人間を乗せるものなので、現在でいえば路線バス(又は長距離バス)のような形態の乗り物になります。主に近代以降に発達したものですが、中世的世界でもサディウム領と王都とが交通の要衝に位置していたのであれば、存在自体はあっても不思議はありません。

     自分専用の座席ではなく押し込められていたという意味なら、そのこと自体は作品として不自然ではありません。ただ、『乗合馬車』は歴史的に固有の単語として成立してしまっているので、そのような意味であれば、ただ『馬車』としておいた方がいいと思います。
  • 油布様
     乗合馬車についてお教えいただいてありがとうございます~(*´▽`*)
     近代以降のものなのですね……。「乗合馬車」という単語については、消しておきました~(*´▽`*)
  • 【46話〜50話】

     公募に出すということなので誤字報告します。
     【47話】『この方の足を引っ張り(る)ような真似は……』


     味方となる人物もそろってきて、いよいよ物語も動いてきましたね。そして40代の花の乙女……。
     ベラレス公爵みたいなキャラは好きです。かなり失礼なことを言っているので一瞬『おやっ』と思いましたが、これも命を捨てる覚悟からの言葉であれば、さもありなんです。
     こういう忠臣をどう扱うかで君主の度量が試されます。物語も中盤を過ぎ、いよいよ先が楽しみになってきました。
  • 油布様
     誤字までお教えいただき、ありがとうございます~(*´▽`*)
     
     スローペースでしたが、ようやく物語が動き始めました……(><)
     『花の乙女』は役職名ですので、四十代でも『花の乙女』です!(笑)

     ベラレス公爵を好きと言っていただいてありがとうございます~!ヾ(*´∀`*)ノ
     油布様に楽しんでいただける出来になっていれば嬉しいのですが……っ(*ノωノ)
  • 【50話〜55話】

     花の乙女の実態は華やかと言うよりは、あまりに憐れな……。
     そうだとすると、トリンティアに子どもができたら殺さなければならない可能性があるわけですね。悲惨な設定ですが、悲惨であればあるほど物語の緊張感は高まっていきます。ここから先に期待ですね。
  • 油布様
     我ながら、むごい設定にしてしまいました……(><)
     『花の乙女』という華やかな名前とはかけ離れた実態です……(><)

     物語の緊張感、高まってきていたら嬉しいです!(*´▽`*)
  • 【55話〜60話】

     遂に、遂に……ですね。言う時はやはりトリンティアからだと思っていました。
     そういえばウォルフレッドは女性経験はあるんでしょうか。気になります。物語も佳境に入ってきて、敵との対決も迫ってきました。どうなるのか楽しみです。


     ところで、物理的、歴史的、政治的な考証するのであれば、この部分には色々と気になる点があります。読者心理としてはあまり刺さらない部分なので、雰囲気重視で無視して突っ走るのもアリだと思います。
     物語も終盤です。改稿するかどうかは別にして、参考までに聞いておきたいのであれば書かせていただきます。
  • 油布様
     特殊な銀狼の血を引いている関係上、童貞ではなく知識はありますが、おそらく父親のシェリウス候が『花の乙女』との関係は断っていたいたものと思われます。前皇帝があれでしたからね……(><)
     そして、父親を亡くして皇位争いの間はそれどころじゃなかったでしょうし(><)

     はう~、やはりいろいろとツッコミどころがありますか……(><)
     作者としては、物語をあまり停滞させずに突っ走りたいとは思っているので、どこまで修正できるかはわかりませんが、お教えいただけたら嬉しいです~(*´▽`*)
  • 【60話〜65話】

     クズですね。サディウム伯爵は、本物のクズですね。
     こういう物語は悪人が悪人であるほど際立つので、いいと思います。ただし、皇帝の歓心を得ようとしている状況でトリンティアを傷つけようとするのは狂気の沙汰なので、精神病的な発作の疾患があることにした方がいいかもしれません。
     精神疾患のせいで、普通ならあり得ない状況で怒りを爆発させ、破滅した例なら歴史上の人物の中にもいます。浅野内匠頭なんかが、そうだったのではないかと言われています。
     
     しかし、どう考えても不自然なのは、そもそもサディウム伯爵の招待を受けたことです。
     なぜ呼びつけなかったのでしょう。
     ベラレス公爵の場合は大勢力でもあり、互いに命を賭けるに足る相手か見極める必要があったためと考えることができます。もちろん多大なリスクがあって実際に襲撃もされていますが、それも織り込み済みですよね。
     しかしサディウム伯爵は違います。
     皇帝の方が立場が圧倒的に強いので、呼びつければ従うしかないはずです。むしろ襲撃事件の直後に、それも天吼の儀の前日に皇帝を招待するという発想の方が異常です。また襲撃でも仕掛けられるのではと、警戒されるはずだからです。

     まあ、それはサディウム伯爵が病的な人間で、正常な判断力をしばしば失うという設定にすればいいのですが、ウォルフレッド陣営はそうもいきません。
     天吼の儀のために、潜在的な敵を含めて大勢の貴族が王都周辺に集まっているわけですよね。襲撃されてすぐに皇帝が動くだけでも、敵味方双方が大きく動揺します。
     セレウスの私情なら、切れ物の宰相のイメージを著しく傷つけてしまいます。それにどうしてそんな危険な場所にトリンティアを連れて行く必要があったのでしょう。
     どうしても自分で行って対決したいなら、せめてトリンティアは安全な場所に置いておくはずです。『見せつける効果』と『リスク』とがどう考えても釣り合ってはいません。

     ……とまあ、リアリティだけを考えると色々と窮屈になるのですが、物語は必ずしもリアリティだけが正義ではありません。
     それにこの部分を修正すると終盤の展開がおかしくなるので、むしろこのままの方がいいと思います。
  • 油布様  
     わーい! トリンティアの話から、クズっぽいと思われていたサディウム伯爵ですが、本人が登場してもちゃんとクズに書けていてよかったです~!(≧▽≦)
     実は、今回は、読者様に嫌われるクズな悪役を書こうというのも、挑戦したひとつだったのですが……。
     ……出てくる輩がことごとくクズになってしまいました……(;´∀`)

     ただ、ご指摘いただいた点ですが、サディウム伯爵は実の娘のエリティーゼをかなり評価しているので、エリティーゼをあてがえば、ウォルフレッドの『花の乙女』への寵愛など、すぐになくなると思っているのです(><)
     ウォルフレッドを出迎えた時にも、『花の乙女』を軽んじている言動をしていますし(><)

     あと、今までずっとトリンティアを虐待してきたサディウム伯爵にとって、
    セレウスによって、突然の混乱に陥れられ、そこに日常的に虐待してきたトリンティアが現れたら、冷静な判断力をなくして、思わず手を出してしまうのもありえる行動ではないかな、と……。
     そしてウォルフレッドの怒りを買わせてサディウム伯爵を失脚させるというのがセレウスが書いたシナリオだったので、セレウスにとっては、トリンティアは必ず連れて行かねばならないのです。
     また、セレウスには、ソシアもいる今、トリンティアは替えのきく『花の乙女』であって、唯一の存在ではないので、重要度は高くないという、ウォルフレッドとのズレ(この時点ではウォルフレッドは無意識ですけれど)もあります。

     あと、有力者を招くことによって、自分の権威を高めるというのは、政治的にもありえる行動じゃないかなぁ、と思うのです。

     サディウム伯爵側としては、大事な儀式の前に、皇帝の御幸があることで、自分の権威を高めたい(さらには、エリティーゼを捧げることで、ウォルフレッドに取り入りたい)
     一方、セレウスにしてみれば、サディウム伯爵を失脚させる気満々で行っているので、たとえ反勢力に襲撃されても、ウォルフレッドはそれで王城から出なくなる「弱い王」ではないという意思表示ができますし、罪人は果断に処するという姿勢を王都に集まっている貴族達に見せつけることもできます。

     ……という建前のもと、後でウォルフレッドに指摘されている通り、多分に私情でも動いていますが(;´∀`)

     と、こんな風に考えながら書いていたのですけれど、油布様がおっしゃる通り、ここは修正できないので、このままでいきます!(笑)
  • 【66話〜おまけ】

     (今更ですが)完結、お疲れ様でした。最後まで楽しく読ませていただきました。
     特にトリンティアの行動や考え方が一貫していたのがいいですね。主人公二人にしっかりとした立ち位置があって、互いにそこからなかなか踏み出せない、でも読者は踏み出してほしい。読者の期待が高まりに高まった頃、ようやく背中を押されたように少しだけ動く。そこが綾束さんの『じれもだ』の秘訣なのかもしれませんね。勉強になります。

     気になったところと言うよりも読者としての勝手な希望なのですが、最後にトリンティアの母が抱いた不安に対する答えが欲しかったなと思います。自分の子が殺されるかもしれないという不安が、この物語の全ての発端となるのですから。
    「わたしは、そんなことはせぬ」そのひと言でいいと思います。今までの想いや行動があるので、それだけでも読者は十分に確信できます。


     改稿して5万字を削るならどうするか……。これ、全体の三分の一ですよね。
     いらない部分がそんなにあるとは思えません。削るという発想ではなく、テーマによって再構成することになるのだと思います。トリンティアの揺れる心情に重きを置くか、二人のすれ違いに重きを置くか、陰謀や対決に重きを置くか。まずそれを決めて、残りの部分をざっくりとまとめる感じでしょうか。

     あと、考証とかについて色々と書かせていただきましたが、あれはあくまでも参考として提示した僕なりの考え方です。何よりも大切なのは自分の中で整合性が取れていること。色々な意見に振り回されて作品が空中分解してしまっては本末転倒です。
     僕も自分のことを言われた時は、そう思うようにしています。

     今回のことは僕自身にとっても大いに勉強になりました。このような機会を与えていただき、ありがとうございました。
  • 油布様
     最後までお読みいただいた上に、素晴らしいレビューまで賜りまして、ありがとうございました~!ヾ(*´∀`*)ノ
     トリンティアをちゃんとブレずに書けていたようでよかったです~(*´▽`*)

    >トリンティアの母が抱いた不安に対する答え
     なるほど! その視点はなかったです!Σ( ゚Д゚)
     作者としては、もしウォルフレッドが言うとしたら、トリンティアと身体のほうも結ばれる時かな~と思っています(*´▽`*)
     というか、ウォルフレッドはトリンティアを『花の乙女』のままにする気はないでしょうから、妃にする予定なので!( *´艸`)

    >いらない部分がそんなにあるとは思えません。 
     そう言っていただけたのは嬉しいです!(≧▽≦)
     自分なりに、必要だと思うシーンで構成しているので(*´▽`*)

     ……ただ、一般の公募用に削るとなるとやっぱり悩ましいですよね……(><)
     再構成して文字数を減らすか、文字数上限のないコンテストを狙っていくか……。
     魔法のiらんどの結果を見てから、もう一度考えたいと思います~(*´▽`*)
     アドバイスいただき、ありがとうございます!(*´▽`*)

     考証について書いていただいたことは、「こんな見方もあるのか~!」とたいへん勉強になりました~(*´▽`*)
     いちおう、書いている時には、大きな矛盾が起こらないよう、自分の中では整合性をとって書いているのですけれど、やっぱり偏ってしまったり、ちょっとこじつけてしまっているところもあったりするので……(;´∀`)
     こちらこそ、たいへん勉強になりました~!(≧▽≦)
     本当にありがとうございました(深々)
  •  ありがとうございます。
     期間中のフォロワー数もカウントされるのですね。そこまでは気が付きませんでした。公開は12月1日からにしたいと思います。
  •  20話。社会的な整合性という意味で気になる点があるのですが、指摘した方がいいでしょうか。リアリティの問題なので、ふわっとした作品ということなら無視していいと思います。
  •  追記です。これは現在連載中のカクヨムコン参加作品のことです。
  •  まず、刑罰の考え方について気になりました。
     妃や皇帝の威信を傷つけ、死刑が免れないような大罪であれば、本来は宦官がどうにかできる話ではないはずです。それを自分の自由意思で赦せるのは妃や皇帝だけでしょう。『罪を赦す理由=役に立つ』が成立するのは、そのことに前例があり、あらかじめ皇帝が認めている場合だけであると考えられます。
     ここでリアリティーを考えるなら、珖璉の行動は妃か皇帝に手をまわして直々に赦しの言葉をもらう(皇帝なら挨拶の声をかけるだけでもいい)か、事件そのものを揉み消すかの二択になります。

     また、術師として働くことで死罪が減刑されることが最初からわかっていたとしたら、珖璉は病気の子どもがいる悲しい犯罪者をあえて見せしめのために殺そうとしたことになります。それ自体は全く不自然ではありませんが、これによりキャラ設定に制限が発生します。助けられる人間を非情に殺せる人間が、果たして主人公の恋人にふさわしいかどうか……。
     どうせ最初から助けるつもりで、あえて鈴花を試したという解釈もできます。
     でも、その場合はすぐに本心をバラすべきでしょう。


     これはあくまで私がこの小説を書くなら、という視点です。
     まあ、よろしければ参考までに。
  •  後宮というイメージから、色々と勝手に思ってコメントを書きこんでしまいましたが、もう一度よく読んだところ問題ないことに気づきました。お騒がせしてすみません。

     コメントは消しました。

     意味不明にならないように一応、簡単に書くと、後宮で性的なことをするのは不敬であり、キスとかは一線を越えたのではないか。宦官としての忠誠心に問題があるのではないかということでした。
     ……ちゃんと本文に書いてありましたね。


     今後の展開を楽しみにしています。
  •  アドバイスありがとうございます。
     確かにルナたちの表情とかあると、苦悩するイメージが増しますよね。

     ただ、薄暗い地下室という設定なので、リディやガルム以外のキャラには顔色までよく見えていないのです。今回は子どもの体力や視線の限界とか、その辺もテーマなので、なかなか難しいです。
     そこも踏まえたうえでまた、臨場感のある文章を考えてみたいと考えています。
  •  アドバイスいただいた件、ちょっと修正してみました。よく考えたら人質の確認くらいあってもおかしくないですよね。
  • 油布様
     ご丁寧にありがとうございます~(*´▽`*)
     すみません、もったいないと思ったので、思わず書いてしまいました……(><)
  •  余計なことかもしれませんが、気になったことを追記します。

     《蟲》の設定。『呪われた……』の世界観に出てくる同じものということなのですが、初めての読者には少し説明不足かなと思います。能力の限界がわからないとオールマイティーな超能力みたいに何でもできちゃいそうで……。
     そういう不思議なものがあるんだよ的なファンタジーならいいのですが、ミステリー風味であれば、また別だと思います。拳銃とか指紋鑑定があるかないかで、そもそも前提条件が変わっちゃいますから。殺された犯人の監禁方法なんかも《蟲》がない世界なら別におかしくありませんが、術者が簡単に犯人を殺せる前提であれば対策をするはずです。

     

     
  •  完結、おめでとうございます。

     気になった点と、自分ならこう書くという部分があったので、追記させていただきます。

     茶会での事件、実は必然性がないのです。術者という圧倒的に有利な能力を持っているので、密かに懐妊した妃を殺してしまえばいい。禁呪を仕込んだり大掛かりなことをすれば発覚する可能性も増します。(禁呪の専門家も味方にいるわけですから)そもそも大掛かりな陰謀に必要な資金はどうしたのか。これも有能な人間が宦官にいればすぐにバレます。多大なリスクと効果が釣り合っていないのです。
     また、今回の事件の結果が不自然です。皇帝が絶対権力者であるとすれば、例えば自分の子が妃全てより貴重だという考え方もできます。皇位継承権三位の甥が、二位になるはずだった次男を殺したという結果に激怒してもおかしくありません。術者の師匠への対応も甘すぎます。


     ……実はこれを全て説明できる設定があることに気づきました。

     皇帝が堕胎を命じていて、主人公がそれを知っていた場合です。
     従ったふりをしていれば、その痛ましさから疑いの目から外れます。そもそも子がいなければ動機がありませんから。

     逆に一時的にでも皇位継承権者を茶会で全て殺せば、少なくとも次の子ができるまでは自分の腹の子が唯一の継承者になる。無事に産むためにはそれしかない……と考えてもおかしくありません。
     出どころ不明の大金を持っている理由にもなります。

     主人公がためらいもなく妊婦を殺せた理由、皇帝がそれを気にせずに、むしろ皇太子にしようかという理由、術者の師匠に対する処分が寛大である理由、全てに辻褄が合います。


     個人名を漢字で書けなかったのは、タブレットなので変換が難しいからです。ごめんなさい。
     よろしければ、参考までに。
  •  なるほど〜。
     自分は必然性とかを積み上げて書くタイプなので、窮屈に考えすぎるのかもしれません。

     後宮のこととかも聞いていただき、ありがとうございます。
     1ミリも……というのは、さすがに自分のスタイルからは踏ん切れませんが、気楽に書いてみたいと思います。ミステリーを入れるとオレンジですか。ちょっと間に合わないので、とりあえず構想が固まったら書き始めようと思います。
  •  素敵なレビューをありがとうございます。感謝、感謝です。
     後宮モノ……というか女性向けを完全に意識して書いたのは初めてなので、不安がいっぱいでした。ミステリーとして、女性目線の作品としてなんとか成立してますでしょうか。

     改稿して10万字ちょっとにして、投稿するつもりなのですが、どこがいいでしょうか。
     魔法のiらんどとかだと、ジャンルがどれなのかな〜とか。

     本当はキャラ文芸かオレンジ文庫を意識していたんですが、どっちも間に合わなかったので……。

     アドバイスをいただけると嬉しいです。
  •  アドバイス、ありがとうございました。

     砂糖大盛りきゅんきゅん方向への改稿は私には無理かな……。そこは男性としての限界があるような気がします。そうすると恋愛が主題でない異世界ファンタジー部門ですね。

     主人公は趙良(仙月)で、それを外側から描くための文月。これは『鬼狩り神三郎』と同じ構成です。女性向けとしては、ちょっとわかりにくかったかなと反省しています。
     というか、女性向けに寄せる意味では、ここまでが私の限界に近いのかも……。

     刻印の話は改稿時に修正するつもりです。
     文章も相当、直さなくちゃいけませんね。

     とても参考になりました。相談して良かったです。アドバイスを生かしてもっと良い作品にしていきいたいと思います。
     

     
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する