いつも読んでいただきありがとうございます。
今回は更新お休み報告&推し作家が出来たきっかけを語ろうと思います。
基本読書が好きなので、図書館に籠りがちな学生だったのですが、その作家さんを知るきっかけは国語の授業のテキストでした。元々先生がその作家さんのことが好きで、その作家さんの本を授業に使っていたんですね。
で、それが可愛くて面白かった。「オデュッセイア」というタイトルの意志をもって動いている国の短編で、ココロコっていう名前の国がまあ健気で可愛い。文体も好みで「この人の作品もっと読みたい」ってなったんですね。
それで授業終わりに作家さんのことについて先生に聞きました。「この恩田陸って人の作品でおすすめありますか」って。そしたら先生が「あなたもこの話が好きだと思う」って言ってある作品をお勧めしてくれたんです。今思うと国語の先生の観察眼やべえな、って思います。
それが恩田陸の「麦の海に沈む果実」という小説で、もちろん図書館にも置いてありまして。
ずっぽりでした。ドはまりして休み時間も帰りの時間も家の時間も全部つぎ込むレベルでむさぼる様に読みました。「三月以外の転入生は破滅をもたらす」と言われている全寮制の学園の話で、とにかく当時の私には衝撃の連続の内容だったし、何ならこれでちょっと癖が歪んだ気がします。本を返した後は、どうしても手元に置きたくて書店で購入しました。
そして本棚の端から乱読していた私に「恩田陸」という初めての推し作家が出来ました。しかもシリーズものだったので、続きも読めました。幸せな学生生活だった……。
ちなみに国語の先生に恩田陸にドはまりしたことを伝えたら「やっぱり」と言われました。分かってたんだろうな、先生ってすげえや。
以上が私に推し作家という概念が生まれたきっかけです。皆さんにも推し作家や、それが出来たきっかけはあるでしょうか?もしよければコメントで教えていただけると幸いです!