(ご近所さんの蝋梅です)
蝋梅は、梅の季節に黄色い花を咲かせるアレであるが、植物の仕分けとしては、梅とはやや遠い。
七月頭ともなると、実はすっかり熟してこのとおり、真っ黒け。
なお、この実、カリカンチンを含んで有毒なのだが、カリカンチンはメラニン生成抑制作用や抗真菌作用があり、製薬の触媒として面白いことが見出され、化学の最先端で目下研究中で、その天然供給源として蝋梅は活躍中である。
また、花の蕾は、古来より漢方の生薬として貴重で、咳を鎮めたり、解熱鎮痛の作用がある。
『変毒為薬』という、毒を薬にするという言葉は、竜樹(ナーガールジュナ)という、インドの偉い坊さんの著書とされる『大智度論』の言葉だが、竜樹は西暦150-250年ごろの人である。
いやはや、薬学の歴史は長いのう。