こんばんは、中樫です。
ようやく実習にもひと段落が着き、試験に向けての勉強が始まります。少しずつactも書けていますので、木か金曜には更新できます。
さて、今更なんの解説をするのかと言われますと、楠千尋の新たな演技法である『同調演技』についてですね。このシリーズでは珍しいマジの今更解説です。
この演技法、王城の『平行世界演技』を下地としています。人格を作りながらも、王城ほど精神のキャパシティが豊富では無い楠が何とか形にするために編み出した苦肉の策ですね。作品に合致した、自分なりの役の人格を作り出し、その人格に舞台中の行動を委ねます。
その人格は舞台が終わると消える為、楠は仮人格と読んでます。作り出しては消すを繰り返す、余り効率的では無いやり方ですが、夏季演劇祭では刺さってました。
このやり方、舞台をよく見る人だとわかると思うのですが、重大な欠陥を抱えています。苦肉の策で作り上げたものだし、作品的にも必殺の一手みたいな感じで出したので余り下げたくは無いのですが、仕方ありません。
その欠陥についても3章中で触れるつもりです。