こんにちは。中樫です。体調回復しました。
先立って2話投稿しましたが、これにて中編終了です。種は蒔きました。後は回収するだけ。
中編で書きたかったことは、ほぼ書けたので満足です。王城との事とか、孔井とのアレとか。畠山の過去とか。上のレベルの人間たちと関わっていく中で、千尋にもいよいよ『勝ちたい』という意思が芽生えました。思えば千尋はこれまでずっと負けてましたからね。
確認してみたら、多分決闘編でしか勝ってなかった。すげぇよこの作者。
これは自分の悪い癖なのですが、主人公はできるだけ苦しんでほしいと思ってるんです。こいつ、すげぇサディストだ。
自分の根幹に幸不幸は釣り合わせないと。というある種呪いみたいなものがあります。ご都合主義を避けるためなのだと思いますが、特に主人公は『主人公になれたことがそもそもの大きな幸運』として捉えてしまうので、結果的に不幸な目に合ってるのです。
千尋はこれで主人公になったツケを払い終わったのか、まだ借金を返済しなければならないのか。それは自分にもわかりません。後編は、少し登場人物達に任せてみようと思ってます。総会の時みたいに失踪することが無いようにしたいです。