『夢幻の君』を書き終えたのでここに心境と裏話を記録しておこうと思います。
この作品は「歴史上の人物に背中を押してもらったら?」という閃きから生まれました。私自身、歴史が好きで歴史上の人物の生きざまから勇気をもらうことがあったから閃いたのかもしれません。
「歴史って暗記科目でつまらない」「もうこの世にいない人のことを知ってどうするの?」と言われたことがあります。歴史というとどうしても堅苦しくて退屈というイメージを持たれてしまうのです。そのイメージを少しでも壊せればいいなと思い歴史上の人物を身近な人物像として描いてみました。
どんな偉業を成し遂げた人物も子供の時代があり面白いことで笑い、悲しいことがあって泣いたのです。
自分たちが普段生活している街の中にも歴史的遺物や遺構がありますよ!ということも描いています。『夢幻の君』でも歴史上の人物が幼少時代過ごした川辺が登場します。是非いつも歩いている道を見渡してみてください。歴史が身近にあることに気が付くかもしれません。
歴史を楽しんで欲しいと思うとともに「好きなことを続けていくには」という現代チックな悩みを解決する過程についても描きました。
現代の悩みを過去に生きた人物と解決するなんて……ロマンですね!(笑)現代人と歴史上の人物が交流する物語はまた別の人物で書きたいと思ってます。
書いていて一番楽しかった場面は、主人公が描いた絵が時を越えて歴史上の人物に渡すことができた場面ですね。
「絵を買うてやる!」って言ってくれてたので最終的に城に飾られたことでその言葉が現実のものとなったのです。読者様には伝わったでしょうか?
今後はライトな歴史・時代小説も書いてみたいなと考えております!
最後までお読みいただきありがとうございました。