★★★ Excellent!!!
このノンフィクションは、スポーツマンガとして是非コミカライズしてほしい
私は運動音痴です。スポーツとか嫌いです。
なんかこう小学校の体育の球技でグループ分けする時に「え?あいつ、どうするよ。いらねぇんだけど」みたいに最後まで残るタイプです(自分で言ってて、目の前が涙で…よく見えない…)
あの公開処刑制度、どうにかならないですかね?
話がそれました。
このエッセイの作者であるKAZUさんは、元プロのサッカー選手だそうです。
おそらく同じ中学高校に通ってたならば、KAZUさんはスクールカースト最上位の人間で、会話すらしなかったであろうと感じます。
途中のモテエピソードとか「え?それ、なんの少女漫画のイケメンの話ですか?」みたいなことが、さも普通に語られます。
同じクラスだったら、おそらく心の中で「くそがぁあああ!!」と叫んでいたことでしょう。
『桐島、部活やめるってよ』の桐島君って、きっとKAZUさんみたいな人だったんだろうなぁ。
そんなことを思いながら、読み進めました。
KAZUさんが、結構大変な家庭で育ったけど、生まれ持った才能を持ち前の努力で研磨し続けて、中学生で恩師に出会って才能が開花したり、高校生になってJユースに入ったり、でも大事な場面で何度も故障に見舞われ絶望したり、それでも不屈の闘志で心機一転イングランドでプロのサッカー選手として道を切り開いていく様子は
「え? このスポーツマンガ、どこで連載してるんですか?」
って読んだ人はなると思います。マジでマンガの主人公みたいな話です。
途中で挟まるケンカのくだりとか、マジでマンガです。
最初の話題に戻るのですが、こう小説を読んだり書いたりする私のような人間は少なからず、「スポーツできる人間」への苦手意識あると思うんです。
(ワシだけか?運動音痴は?いや、きっと運動音痴多いやろ??)
でも、このエッセイ読むと、スポーツできる人が見てる世界を見れます。
『VRスポーツできる人の世界』って感じです。
かなり目から鱗でした。
というわけで、かなり面白かったので、オススメです。
一気に読んで、いまこの長文レビューを書いているくらいに、オススメです。
笹 慎
笹 慎さん、素敵なコメントを本当にありがとうございます。
正直この逸話は結構封印してたんです。仲良くなった人には話すけど、
そこまでガチに話したりしてないです。相手から、「うわー、自慢やわ」
「俺スゲエってか、ムカつく」みたいな反応や、「この人ちょっと自分達とちゃうわ」などと、引かれるんですよね。僕にとっては当たり前にやって来たことでも、
話す相手によっては嫌味とか妬みになる。だから、ここまで大っぴらに公開するとか、考えてもいませんでした。
ですが、このカクヨムで親しくして頂いた方々に背中を押され、だったら書いてみよう。もし反応が微妙なら辞めようって感じでした。ですがふたを開けて見ると、多くの方が感情移入して頂き、「続きを読みたい」と言って下さいました。もう20年以上昔の話で記憶も曖昧。ですが、書いていると色々と思い出して、自分が書きながら涙が勝手に零れることもあります。ていうかほぼ毎回です。
でも沢山の方が「感動したよ」、「これからどうなるの?」 「良かったね」「もうこれヒーローだよ。最高だよ」などとコメントを下さり驚きました。そして全く狙って書いたわけでもないのに、日間1位や週間1位、月間5位とかになってて自身が一番驚きました。こんなド三流の元プロに、ここまで賛辞を下さって、もう涙涙です。自分の心を、辛い思い出を思い出しながら、読める形にするには難しかったです。でもありがとう! みなさんが温かい言葉を下さることで、それが勇気になった、過去を誇ってもいいのかな? と思えるようになりました。
本当にカクヨムの読者様は温かいです。(一部変な人、Twitterで文句言われたりとか、に絡まれもしましてますが…w)書き続けて良かったと今は思います。そしてこんな素敵なレビューに★やいいねもコメントも、処女作のOVERKILLを超す勢いです。(そちらも良ければ是非読んで欲しいです、こんな経験をしたやつが書いています)そちらも頑張らないとなあと思います。
そして僕は作中でも分かる様にとんでもなく負けるのが嫌いです。馬鹿にされるかもしれませんが、SAO、転スラ? 全部抜くくらいの気持ちで書いてます。折角だし上を目指したい。ずっと幼い頃から抱いている自分です。血反吐を吐くほどやってきたから、諦めなかったから、努力したからプロに成れました。「天才だからやろ?」僕はこの言葉が嫌いです。だって才能なんてなかった。ちょっと器用貧乏なだけだったんですよ。だから、「どうやったらそうなれるの?」って聞かれたら、「努力して、勝つまであきらめなかったからだよ」って答えます。
世の中に沢山天才と一言で片づけられる人は多くいます。でも僕が出会って来た一流の選手達はみんな、「努力したから」と答えます。「天才という一言で片づけないでくれ、それは自分には無理だという諦めが既に含まれている」勿論憧れていたマラドーナも、いつもそう答えていました。確かに才能って大事なファクターです。でもそれを努力で極限まで磨き上げた人が、最後にぶつかる壁が才能の差です。もし僕の独白の様な告解の様なエッセイを読めば、それがわかってもらえるかも知れません。切りのいいところまでは書き切ります、予定です。
皆様いつもありがとうございます。今後とも宜しくお願いします。僕は一般人です。ただ、努力しただけです。長文失礼しました。笹さんもう一度、素敵なレビューをありがとうございました。勿論OVERKILLの方でも素敵なレビューを頂き只々喜んでおります。いつもありがとうみなさん。いつも感謝しています。仲良くして下さってありがとう!
Best Wishes! KAZUDONA
中学の時の好き勝手にドリブルしてる写真です(笑)