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夢の座標—牛嶋和光宇宙論・恋愛篇

 まいとの通話を切ったあと、和光はしばらく動けなかった。
 心に残った彼女の静かな涙の余韻は、かおるの強い情熱とは別の形で、重くのしかかっていた。

 気づけば、窓の外がわずかに青みを帯びている。
 夜は終わりつつあった。

 そんなとき、ふと玄関のチャイムが鳴った。
 この時間に──?

 嫌な予感と、遠い記憶が胸をよぎる。

 ドアを開けると、そこに立っていたのは──

りさ だった。

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