これを読んでくださっている方、初めまして。
河原叢児(かわらそうじ)と申します。
まずは目を通していただきまして誠にありがとうございます。
こうした文言はあとがきにでもと思っていたのですが、何もなしにただただ更新を続けていくのも味気ないかなと思索した次第であります。
拙作「グラナトゥム・ミラビリス」は、これを書いている時点で約5年ほど寝かせては更新を繰り返している作品です。更新頻度も高くはなく、半年に一回がいいところという具合です。
さて、実はここ最近の更新頻度が以前よりも上がってきている状態なのですが、毎回毎回草稿を作るたびに文面に悩んで書いております。この場面のこの展開をいかにして描くべきか。この表情をどのように書くべきか。一文字一文字を魂と脳から絞り出して書いているような気分です。
ですが本当に困っているのは、構想ではこの作品はまだまだ広い世界があるということなのです。例えば北国リョート。アルトは最短でカピヨーゴロスクに着きましたが、本来はもっと広大な自然があり、様々な村があり、様々な文化と人にあふれているのです。
物語を書きたいという自分と、この世界を書き切りたいという自分のジレンマもあり、どこからどこまで書いていいのか本当に悩みます。本筋からズレると読みづらく、本編だけを進めると一味足りない。
それにまだまだアルトの話は続きます。現在のリョート編はようやく佳境といったところで、読んでくださってる方には大変お待たせして申し訳ない気持ちになっております。書きます。書きますので、もうしばしお待ちください……。
長々と書きましたが、決意の表れと思って残しておきたいと思っています。なにとぞこれからも「グラミラ」をお願いいたします。