ABEMAではアニメ全12話が終わった。
途中から冗談抜きで最後までいかないんじゃないかと心配してしまった。
なので、アニメ作品として完走してくれただけで、作画がとか話がとか色々あるけど、そこには何も言えない。
アニメ製作に携わって走り終わった感想はアニメは伝言ゲームのような物だと感じる。
原作者→担当者→製作担当者→脚本家→監督→作画→アニメ製作スタッフ→ 完成
実際にはもっと多くの人を介して出来上がる。
この→ひとつひとつに個人の主観と主張が加わる。
なので原作者から完成までを完全にイコールにする為には1人で全部の役をこなさないと無理。
そんな事は不可能なので各役目の人に全てをおまかせする。それがアニメを作るという事だと思う。
アニメ製作に携われるのは素晴らしいと思う。
原作、監修という1番外からの仕事であってもかけがえのない経験だった。
書籍化、漫画化とは全く違った工数を経験することができた。
何度オファーが来ても即答でOKを出すと思う。
ただ、完璧主義、繊細な人、そして原作愛が強い原作者の人には上記の理由で向いていないかもしれない。
巷ではよく低予算アニメといわれたりするが、真面目な話をすると低予算でアニメは作れない。
数十人から数百人の人間が2年という期間携わるのでお金がかかるのは間違いない。
多分皆さんが思ってるヌルヌルアニメと低予算アニメと呼ばれている作品の予算はそう変わらない。
きっと時間とか関わった方の努力とか巡り合わせとかお金にはあらわれないところじゃないかと思う。
そしてアニメ終了と共に原作が止まる作者さんの気持ちはわかる。
2年踏ん張って放送まではと頑張ってた気持ちが切れる。
燃え尽き症候群。酷評で心が折れる。書籍が売れて気力が湧かなくなる。色んなパターンがあると思うけど気持ちは、少しわかる。
だけどせっかくアニメ化までされたのだから筆を止めるのはもったいないと思う。
そして最後に2期……
誰か海外のお金持ちの方でも出資してくれないだろうか。
2期はきっとゴリゴリのバトルファンタジー
いやシルとルシェのロリロリマシマシに……
最後まで見てくれた視聴者の皆さんありがとうございました。
そして発売日未定の原作10巻はアニメのラストとクロスオーバーさせながらの内容となります。
お楽しみに!