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会話のない文章

「仮想泥棒ゲーム」ステージ#10は、無人島ですので、当然会話というものがありません。第1日(1)~(3)ではかぎ括弧が一つもないのです。ひたすら主人公による状況観察と、心の中の独り言が続いています。当然のことながら、読みにくいですね。しかし、他にどうしようもありません。声に出して独り言を呟く、というのならかぎ括弧を使いますが、それをやったところで数は知れています。であれば潔くかぎ括弧を使わない!にした方がいいではありませんか。

ご安心ください、この状況は明日の第1日(4)までです。その後は場面転換があり、主人公以外の視点人物が現れます。かぎ括弧ばっかりの回もあります。いろんな書き方を試しています。

ところで、今日は執筆の合間に小説を読んでいました。視点人物は3人だったかな。主人公(被害者の友人)、刑事、その妻でした。まず主人公と被害者が一緒に行動して、事件に遭遇して、被害者がいなくなって、主人公は刑事の妻を頼ってきます。妻が探偵の真似事をして、そうしたら刑事が捜査している事件と絡んできて…というのが基本展開ですが、主人公が最初の方に遭遇した出来事で、物語のキーになると思われる事項を、なかなか刑事に語らないというもどかしいことになっていました。

今回のステージ#10の展開と似ているのですが、こちらの方では、始めの方に別視点で書かれたことは、第4日くらいまでに主人公に全部伝わりますので、さほどもどかしくはないと思います。

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