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次回作は科捜研

「Cool & Sensible 湾岸探偵局!」の新作のプロットを作成するのと並行して、11月15日から公開する第6話の推敲をしていました。第6話には警察の科学捜査研究所、通称「科捜研」が登場します。それがどういう組織であるかは、テレビドラマを見たことがある方ならだいたいご存じでしょう。あるいは、見たことがなくても、だいたい何をしているのか想像が付くと思います。要するに、鑑識よりもさらに科学的な分析をする部門です。ただし、警察の組織の一員ではありますが、警察ではありません。科捜研にいる人たちは、警察官ではないということ。「鑑識」に所属する人たちは警察官ですので、大きな違いがあります。その違いについても話の中で書きますので、お読みいただければと思います。

さて、科捜研というとパソコンで最新の解析ソフトを駆使したり、高性能な化学分析器を使ったり…というイメージがあろうかと思いますが、「Cool & Sensible 湾岸探偵局!」で扱うからには、そういうものの出る幕はありません(笑)。たとえばDNA鑑定は科捜研の得意な分析の一つですが、本文に登場する「一人科捜研」の人はいくら目がよくてもさすがにDNAまで見ることはできません。ですので、もっと違うものの分析がテーマになります。「科学捜査」を標榜していながら、鑑識するのに人間の五感(のうちのいずれか)に頼らなければならない項目があるのです。パソコンや分析器の解析結果を目で見るとか、そんな単純なことじゃないですよ、念のため。

では、そのヒント。Wikipediaにも書かれていますが、科捜研は五つのセクションに分かれています。法医学、化学、物理学、文書、心理学です。もうこれだけでわかるのではないでしょうか(笑)。で、結局、鑑識勝負で「一人科捜研」が「本物の科捜研」に勝つ…ととかいう単純なことにもなりません。そして、臨海署の新キャラクターが登場します。ぜひ、お楽しみに。

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