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事件が起こるのが遅いとき

書いたはいいけど、まだどこにも公開していない作品というのがあります。「仮想泥棒ゲーム」のステージ#7以降もそうですが(実はかなり大量に書きためがあって…)、それはさておいて、短編のミステリーで、「Cool & Sensible 湾岸探偵局!」以外のミステリー短編もあります。公開していない理由は、「短編なのに事件が起こるのが遅いから」です。80枚くらいなのに、事件が起こるのが25枚過ぎてからって、それはいくら何でもないだろうと。

できれば15~20枚以内に事件が発生し、概要が明らかになっていた方がいいと思われます。でも、この事件では前日までに何があったかを説明しなければなりません。そうすると、事件発生前のことは、取り調べなんかの時に振り返り(いわゆるカットバック)で書くことになります。あんまり好きじゃないんですけどね、そういうの。時系列が前後すると、読み手が混乱することもありますから。しかし、「だらだらしてて、いつ事件が起こるんだろう」と思いながら読んでいただくよりはましかと。つまり「時系列を戻すのは1回だけ」ということにすれば、混乱は防げるだろうと考えました。

あと、これをすると「描写を省略するのが不自然でなくなる」という利点があります。つまり、警察(探偵)を相手に説明しているシーンなのだから、説明的描写が多くても問題ないわけです。普通に書くと、情景描写を適切に入れて、読んでいてその光景が目に浮かぶようにしなければなりませんが、それが必要なくなる! 文章が下手な場合は有効な書き方ですね(笑)。それはさておいて、そういう書き方をして面白くなったなら、公開するか、公募新人賞に送るか(笑)したいと思います。

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