神力が息づく国、アルゴン。
美貌の侯爵令嬢ライラは令嬢学園卒業以降5年間、屋敷にこもって暮らしていた。
18歳で迎えた成人の日、使い魔を召喚する儀式において彼女が呼び出したのは本来召喚されてはならない生物。
一匹の小さな、蛇の使い魔。
偶然、第二王子アランが居合わせたことによってその場での断罪は免れるが、蛇は危険生物の疑いをかけられ使い魔として認められない日々が続く。
そんなある日、蛇は強力な使い魔の証である変化の能力を示したかと思えば、銀髪赤眼の青年の姿を呈するようになって―――。
これは、卑屈で頑固な仏頂面の引き籠もり令嬢が、戦ったり恋をしたりしながらも、使い魔の蛇と平和に暮らすことを夢見て奮闘する物語。
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