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【悪役令嬢、宇宙を駆ける】の本編以前の歴史

タイトルの通りですが、ざっとしたまとめであり、具体的なストーリーなどは特にありません。
だいたい「こんなことがあったんだな」程度の認識でオッケーです。

時系列
西暦2300年代

 宇宙開発技術が爆発的に進歩し、宇宙戦艦の試作機などが開発される。
 宇宙時代の到来に多少の混乱を生じさせた。
 それらが引き金となり人類社会に不和が発生し、以降数百年の間に戦争と和平を繰り返しつつ、人類の文明は発展を続ける。

西暦2348年
地球歴元年  

 一時的な平和。年号を地球歴と改め、この時期を地球歴元年とする。
 この頃には試作機のワープ技術の完成。ごくごく短い距離ではあるがワープが可能となった。
 ここまでが西暦の話。



地球歴100年代

 植民惑星の開拓や月面、火星の居住開発が完了していく。経済格差や資源管理をめぐって再び人類の間で不和が起きていくが、全体的に見れば生活水準は向上しており、少なくともこの時点では飢えたりすることはなく、比較的平和。
 ワープ技術の改良が進むが、とある事故により開発者チームが行方不明。
 しかし跡を継いだ仲間たちにより、現在のワープ技術の大本が完成し、太陽系内の惑星テラフォーミングが順次完了していく。
 この頃から人口が爆発的に増加し、「天才」が生まれやすくなったと皮肉交じりに言われる。

地球歴1000年代
 
 人類黄金時代。多くの植民惑星の開発、開拓が進む。
 この頃から旧世代(西暦)の文化保存の為に各々の時代や地域の生活様式を真似るような風潮が広まり、植民惑星にもそれらが波及、独自に文化などを構築していく。
 数々の高度なテクノロジーが発明される。銀河系すらも跳び越え、異なる銀河への調査も始まっていたが、この時点では異星人の存在を見つける事は出来ず、また他銀河系への探査は途中消息不明、事故などによる死亡事例が続く、また利益も見込めない為一時的に中断されるが、個人で続けようとする者もおり、少なくない数が他銀河へ向けて旅立っている。
 この頃にはアンドロイド、高性能AI、クローン技術が確立。同時に惑星間航行艦、光子魚雷などの破壊兵器も完成。
 
地球歴1500年代

 人類が統治する惑星間での連合国のようなシステムが存在したが、独立を訴える惑星や独自の文化を築き上げてきた惑星も増えた。
 その結果、些細な不和が積み重なり、人類滅亡寸前の大戦争が勃発。
 地球、植民惑星、コロニーを巻き込んだ大規模な戦争によって文明は衰退。
 光子魚雷などの禁止兵器を惑星に撃ち込むなどして崩壊した植民惑星も多数存在。
 以降、数千年の間、惑星同士の交流が不可能となり、戦争によって生じた混乱や荒廃によって文明が後退。

地球歴2000年代

 多くの人類がかつて宇宙へと進出していた事を忘れ、動乱の時代へと逆行する。
 地球は中世及び近世ヨーロッパのような文化体系が多く残ってしまう形となる。その他、人類が居住可能な惑星では各々に過去の文明を模倣したような文化が広まりを見せていた。
 ただし宇宙時代の技術を秘匿する一部の者は地下及び月へと逃げ、技術の保全などに努めていたが、地上に残った者は「魔女狩り」などを受け、迫害を受ける事もあった。
 ただし生き残った一部のアンドロイドは「聖人」などと呼ばれ、崇められた。これは常人には出来ない力を発揮する為であり、また人間と変わらない見た目である為、文明を忘れた人類からすれば、それが機械であることを認識できていなかった為。

地球歴2700年代

 地球及び植民惑星のアンドロイドたちが徐々に機能を停止する。これは専用の機材や素材が調達できずに、整備が出来なかった為。
 地球最後のアンドロイドの存在が確認されているが、その後の消息は不明。
 なおこの頃には一部の技術が再現されはじめ、現在の地球帝国の礎が完成。初代皇帝とその臣下たちによって国が建国される。
 またこの時期を同じくして、一隻の宇宙船が地球を発ったという記録があるが、それは王家のみが閲覧できる機密情報。
 同時に月や火星などとの通話による交信が回復を始める。
 この頃、宗教の中で星流派が生まれたとされるが、当初の教義は神がいるなどではなく「星の下、人類はみな繋がっている仲間」と言った相互理解のものであったとされる。

地球歴3000年代
 地球にて復興と統一戦争が起こる。
 地球帝国がかつての文明の復興を掲げ、技術の発掘などが加速度的に進む。

地球歴3600年代
 一部の宇宙技術が元に戻り始め、復興が進む。
 また植民惑星との交流が再開され、細かな諍いなどを起こしつつも、地球帝国として取り込まれていく。

地球歴4000年代
 本編の時代。
 それでも技術力は黄金時代には及ばない。

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