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マルティスト予告編

影武者/エルフ/マルティストの予告編めいた文章をツイッターで投下いたしましたので、こちらでも紹介させていただきます。

西暦1510年。日本。
織田信長が生まれる、はるか以前、戦国中期の関東。混迷を深める乱世にあって下克上を成した梟雄、北条早雲は、相模国制覇の最終段階として、ひとつの城を囲んでいた。

城の名は新井城。
三浦半島の突端にある難攻不落の堅城である。
城に籠るのは三浦一族。かつての相模半国の主だ。幾多の戦いの末、早雲は三浦一族をこの城に追い詰めていた。

三浦一族の主は年若い青年武将である。
名を三浦荒次郎義意(よしおき)。身の丈二メートルを越える巨漢であり、「八十五人力の勇士」の異名の主だ。
先代当主、三浦道寸の後見を受けており、将としての実力に不足はない。

だが、悲しいかな、すでに大勢は決してしまっている。
早雲が十年にわたる粘りの末に築き上げた優勢は、蛮勇による逆転を許さぬほどに強固なものとなっている。

そんな、滅びを待つだけの一族に……彼らは気がつくと、なっていた。

時代:1510年(戦国中期)
ステージ:新井城の攻防戦(三浦家側)
難易度:"極悪"

男たちの戦いが、今、始まる!

影武者/エルフ/マルティスト -丸太で戦う戦国記-

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