時輪めぐる

幼稚園児の雅裕は年長さんになって少々生意気になってきた。 お弁当を作り、幼稚園の送り迎え、夜は添い寝をしていたのに。 もういっしょにねない宣言をされた。 ばあばの真理子としてはお…

　一時期書く事から遠ざかっていた自分が、再び「こうしちゃいられない」とばかりに、再び書き始める切欠となった出来事を、エッセイ風に綴った物です。非常に感覚的な内容なので、果たして伝…

急に思いついたので書きました。変な話だと思います。

　前田俊は高校受験を控えている。 　毎日の通学で通う場所には所謂開かずの踏切があり、渡ろうとする時には必ず遮断器が降りていた。 　数分以上は待たされる踏切だが、俊は苛立つこなく静…

　仕事帰りに立ち寄った小料理屋、子狐。 　行き当たりばったりに選んだ小料理屋で、私は懐かしさと失った味に出会う。 　

恋というものを知らない私に、あなたを愛する資格はあるのだろうか。 静は子どもの頃好きだった女子に想いを拒まれて以来、ひとを好きになることに臆病になっている。そんな彼女の元に或る女…

　あの晩、わたしたちの村は全滅した。 　でも、わたしたちは現在新しい『体』を得ている。『生まれ変わり』を経験し、また動くことも話すことも出来ている。 　そして今日、四人が集まった…

作者…蠱毒 暦はある日、苦水の様な青春時代を思い出した。

コンパニオンバード。 それは人間と共に、家族として暮らす鳥達。 二学期になって不登校になった優花は、伯母が入院する間、セキセイインコを預かることになったが……。

地球人類の為に用意された惑星で、唯一の地球人として旅をする、主人公『来栖美空』、 彼女の目的は、ただ地球に帰ることだった。

平家物語序文の暗記にお困りの皆様へ 猫の、猫による、猫のための 平毛物語(たひらけものかたり) 猫飼いさんのための平家物語パロディで 以前、狂気の沙汰のA4サイズ年賀状を描いた…

　35歳の溶接工の男は今まで色恋など無い人生を送って来たが、ここに来て転機を迎えた。 　

飽きるまで続けます

この頃、イタリア半島中部にローマ王国という強国があり、驕慢王タルクィニウスと呼ばれる男がその国を支配していた。これは、その王朝を終焉へと追い込んだ、ひとりの女の物語である。

　特に決まった話の筋と云ったものは無く、ただ夕暮れから夜へと移り変わる空から連想される様々なイメージを綴った、そんな小品です。オルゴールの描写は、我ながらよくこんな事思い付いたな…

🐆

　次は何を書こうかと考えていた折に、不意に浮かんで来たこの話。ただ自分には合わないな、と放置していた所、何時まで経ってもその話が頭から離れず、何度も繰り返されるのにほとほと困り果…

　どうジャンル付けしたものか、ちょっと悩みましたが、ホラーという事で良いんでしょうか、これ。

三題噺お題「子ども」「木枯らし」「祭りの後」で書いたネズミ親子達のギャグです。

明闇の雁は、《あけぐれのかり》と読みます。 奈良時代。 十九歳の源は、遣唐使になって立身出世する夢を追い、奈良に来た。 陸奥国に愛しい恋人を残し───。 遣唐使に選ばれるの…

昭和２０年、特攻隊帰りの青年、羊太郎は弟妹３人の面倒を見ながら生き抜こうとするが……。理想と現実の狭間に押しつぶされる物語。 高校時代、学内文芸誌に発表した作品のリライト。 本作…

『【三題噺】「子ども」「木枯らし」「祭りの後」』によせて、連作掌編（トンチキ）を五つ書きました。 小説のタイトルではなく、各エピソードタイトルの末尾に《甲》などと記載しています。…

公式様企画｢短歌の秋｣ 『濃さ』でございます。 copyright©️豆ははこ-2024

レストさまの「読め」に感銘を受けた、連歌的な作品。 感情のままに書くのも、時として必要なのです。 ・「読め」https://kakuyomu.jp/works/168180930…

私は天使。 ちょっと地上で修行中。 ひょんなことで子亀さんを助けたら、竜宮城に行くことになっちゃって！？ ※エブリスタでも掲載中

東雲 晴加さま主催自主企画 私ってこんな人です……！＋推し作家さん紹介しちゃいます！【自己紹介企画】 https://kakuyomu.jp/user_events/16818…

【不定期連載です】 お家で食べるおやつ。 子供達の帰宅後に。 夜、小腹が空いた時のお供に。 休日に皆で囲んで。 時には一人でこっそりと…。 そんな幸まる印のおやつを紹介させて頂き…

奈良時代。 舞台は陸奥国。 結婚を約束したものの、結婚する前に、夢を追い、唐に向かった男。 「必ず、迎えに来るから。」 二晩の契りで子を成した女は、その言葉を信じ、帰りを待つ。 …

「血」が嫌いなかたは読まないでください。 誰かにしゃべりたいと思っていたけれど、今まで明かす機会がなかったネタです。犀川 ようさまの企画「エッセイを書きましょう2024」に便乗…

「そんな事、ある訳ない。」と、人は自らの苦い経験から口にする。しかし、そんな賢しらな言葉など一切関係なく、世界では今も尚こうして次々と色んな不思議な事が起こり続ける。人間の思惑、…

初めまして、天川裕司です。 ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。 また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。…

２秒で読めるアホ短編でござる🎵 筆者の解説付き 読んでクスッと笑って頂けたら Gladちゃんな限りです！ほほほ❤

本作は、祐里(@yukie_miumiu)様のご著作、『ビートルズなんか大嫌い』の主人公、佐和さんの未来のお話を、祐里様のご許可のもとで書かせて頂いております。 ご著作へのリンク…

おじさんになると一年なんかあっという間。 あれ！？　先月お正月来なかったっけ？ 今年も残り二ヶ月となりました。時間の流れが早い！ 対して学生の頃は一年が凄く長かった。 それだけ…

97%くらい本当にノンフィクションで書いてます

避暑のために僕の街を訪れた彼女はある日、僕に言った。 「……じゃあ、しよ？」 「……しよ、って」 「セックス」 『プロローグ』を使って2000文字以内でラブストーリーを書いてみ…

碧月　葉さんの質問企画「【あなたの書架】を覗いてみたい📙」 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093087754694300

いとうみこと様の俳句自主企画、11回目でございます。お題は｢初霜｣です。 copyright©️豆ははこ-2024

一田和樹様、自主企画参加作品です。

西暦二百年代初頭の地中海東岸、高原地帯。 二人きりのごろつき隊商、フェイとロン・ロン。 ある日、酒場でいわくありげな女と出会う。 深い紫の瞳、煌めく黄金の髪。 そんな彼女が抱え…

領主館の下働きのサシャ。 厨房で、製菓担当の料理人の手伝いをするのが、毎日の楽しい時間。 ある秋の日。 同僚の恋の話を聞いたサシャは、まだ自分には縁がないように思えて…。 領…

幼い頃の記憶。 古びた鳥居と、小さな男の子。 その山で出会ったヒトは、ヒトならざる者だった。

　トルカ共和国と我が国であるカトルビア帝国との外交交渉によって結ばれるはずであった戦争回避の条約は打ち砕かれてしまった。 　そして戦争は始まることとなる。 　最後まで和平を求めた…

秘密にも色々あるけれど。 日常には、小さな秘密がそこここにあるものなのです。 那智　風太郎様の自主企画参加作品。 https://kakuyomu.jp/user_events…

幼少の頃の私は、市販の菓子に憧れていました。 それは身近にあるはずなのに届かないもので……。 犀川 よう様の自主企画参加作品です。 【既作品不可】エッセイを書きましょう2024…

紛争地などを訪れ、どさくさに紛れて文化遺産などを持ち帰る「分捕り屋」の男。 今回の獲物は錬金術の奥義が書かれているという＜エメラルド・タブレット＞。 古代遺跡へ潜り込んだ彼は、そ…

最近は色々な趣味を界隈という言葉で区切られる事が多くなった。これはとある世界のとある煌びやかな場所の小さなお話し。 ※自分の友人の友人が見る世界を聞いて書いてみたのですが…