kanaria

短編などサクッと読めるものを書いていきます。暗い内容が多いかと思いますがよろしくお願いします。

日々の激務に忙殺されるもの。自身の弱さに打ち拉がれるもの。どちらも今に苦しんでいた。いつか、いつかこの状況が変わると信じて小さくとも確かな歩みを踏み締める。

ピアスの数は不安の数だと誰かが言った。ピアスの数は夜を過ごす数だけ増えていく。不安を募らせた彼女の心には深く広い埋めようのない大きな穴をつくる。

人気のない夜の道はいつもより怖い。

始めて告白をされて、始めて告白をして、始めて付き合って。好きという感情を知って相手をもっと想えるように。あなたとならどこへでも好きなだけ好きになれるように寄り道をしよう。

彼女は24歳の若さでこの世を旅立った。愛していた婚約までしていた彼女には秘密があった。俺の知らない秘密が。

扉を叩く音、「開けて」言う声、暗い空間に扉一枚を隔てて。何度も何度も繰り返し同じ夢を見る。

私には優しい彼がいた。 幸せな時間を大切にしていた。 幸福の絶頂にいた。 その幸せは突然音を立てて崩れ落ちた。

私は煙草が好きではなかった。それも彼の影響で吸うようになってしまった。 ちゃんと私を見て。私だけを。

初恋の相手。 運命を感じざるを得ないタイミング。 勘違いが重なるときに人は忘れていた恋を思い出す。

都合の良い関係って良いですよね。 甘えたい時に甘えて。独りになりたいときは独りになって。 セフレ最高！

売れないバンドマンだった僕を支えて押し上げてくれたあなたに。 これから幸せになるあなたに。 最高の思い出を。

私には好きな人がいて。 その好きな人には相手がいて。 叶わないと分かっていても。 振り向いて欲しくて。 痛くて辛くて苦しいけど。 ずっと好きでいたいです。

人にはそれぞれ性別があって。 人の数だけその性別にも違いがある。 私はどこへ行ってもどんな姿でも 貴女のことを想い続けます。