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第54筆、執筆が進まず……。内容晒すのでご意見下さい

 これではない感がありまして、ここから先を読みたいか否かをご意見願います。


天嶺門から出国した俺たちは渦巻山の北側を通って獣人族の大森林と国を抜けて闇聖塔があるという北の大陸に向かうルートを定めた。
 そんな道中で一つの冒険者パーティーが窮地に立たされていた。
 盾を持った剣士の男性が一人、大剣を持った剣士の男性が一人、杖を持った魔術師の女性が一人、ヒーラーの女性が一人か。


「くそっ! なんでこんな所に王種の|剛鉤梟熊《ジャイアントオウルベア》がいるんだよ!? 」
「しかも四匹もいるわ!」

「シン様、某が手助けしましょう。」
「いや、駄目だ。狼が喋ったらびっくりされてしまう。」
「そ、そんな……しくしく。」

 その肉球で器用にハンカチを掴んで涙を拭いていたがどうなってんだか。

「大丈夫か。【 雷皇神の演舞斬】! 」

 結構な速さで切ったものだからバラバラの死体のみとなったオウルベアたち。新入りっぽい冒険者ら。良い宣伝になると望ましい。

「え、一瞬でバラバラになった? 」
「お兄さん、何したの? 」
「ん? 斬っただけだよ? 」

 天叢雲剣に付いた血を振り払う。すかさずルゥがコアを補食して完了。

「えっ!? 凄すぎます! 」
「貴殿方はっ!? 」
「アルヴェン=ラストセイヴィアス。」
「アルヴェンって西方大陸を再生して天翼族を誕生させたあのっ! 」
「リーダーがシンさん! 」
「じゃあ、あなたが! 」
「シン・イーストサイド、108代目のイカイビトで召喚師だ。」
「会えて光栄です! 」
「サイン下さいっ! 」

 よかったー。知名度上がってて良かったー。サインよりかは似顔絵が得意だしな。

「【画竜点睛】、起動。絵画モード──完成。はい、プレゼント。」
「ありがとうございます! こんなに精緻な似顔絵見たこと無いです! 」

 久しぶりに普通の似顔絵を描いたけど上手く描けたし、何よりも喜んでくれた。やはり絵は人の心を豊かにする。
 ついでに通話ネックレスを渡して説明。

「これ凄いですね! 」
「大事にしますっ! 」
「ラグナロクの時までにはシンさんの足跡くらいまでには追い付いて見せます! 」
「みんな~、元気でな~。」

 彼らに別れを告げて森へと更に進んだ。
 まさか、彼らがとんでもないお偉いさんとは露知らず。



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