こんにちは、柿市杮です。本ばっか読んでる活字中毒者予備軍です。
僕は近況ノートというものを今まで使ったことがなかった(というより、ほぼほぼ知らなかった)のですが、とりあえず読書日記みたいに使おうかと思っています。
それでは本題。
『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』というのは、第二十三回メフィスト賞受賞作であり、西尾維新さんのデビュー作です。西尾維新さんを知っていますか? 《物語》シリーズで有名な西尾さんですけど、この『戯言シリーズ』はまだ読んだことがありませんでした。
まずびっくりしたのは、その外装です。僕は講談社文庫として出版されているものを読んだのですが、「あれ? 講談社文庫ってこんな見た目だっけ?」と最初に思ってしまいました。知らない人は検索して比較してみてください。
さて、肝心の内容ですが──
孤島に集まった天才たち。その中の一人に付き添う形で島に来た『ぼく』。そしてある日、一つの首斬り死体が密室で発見されて……
こんな感じなんですけど、まさに本格ミステリーな感じがしますね。『孤島』『首斬り』『密室』とてんこ盛りです。
色々と魅力はありますが、まずは個性的なキャラクターでしょう。
『ぼく』は色々と煙に巻いたような人物なんですが、その周りのアク、もとい個性がとても強い。
嫌味な占い師、うにーな技術者、真っ赤な請負人……
この程度の文章で語ってはいけないような人がたくさんいます。
ちなみに僕は作中の『園山赤音』というキャラがお気に入りです。僕が人生を九の九乗の九乗回経験しても及びそうにない天才なんですが、変に抜けているところがあるのが好きなんです。(例:謙虚を隠居と言い間違える)
そして最高におすすめしたいことなんですが、劇中で使われるトリックなどが奇想天外で素晴らしいんです。作者に種明かしをされた瞬間、スタンディングオベーションまっしぐらですよ。保証します。
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️を◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️することで◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️するんですよね。(悪質なネタバレが含まれていたため削除されました)
とにかくこのトリックだけでも、この本を読む価値があると思います。
それでは、思うがままに書いてしまいましたが、これで一旦筆を止めようと思います。それでは
追伸 ドグラ・マグラを読み終えたら、次を書くと思います。