ヒメ「先生先生先生先生!! トリックオア──」
シリル「ほら、それをもってさっさと行け。私は忙しい」
ヒメ「何でお菓子持ってるんですか!?」
シリル「毎年毎年変な呪文を唱えたうえお菓子がないからと変身魔法で猫にされてはたまったもんじゃないからな。学んだ」
ヒメ「……(学ぶの遅)」
シリル「なにか?」
ヒメ「い、いえ!! ありがたく頂戴しますぅうううっ!!」
シリル「……」
ヒメ「……」
シリル「……まだ何かあるのか?」
ヒメ「先生……ごめんなさいっ!!」
シリル「!?」
ボンッ──!!
ヒメ「きゃぁぁあああやっぱりこれ見ないとハロウィンじゃない!! 先生の猫耳ぃぃいいい!!」
シリル「カンザキ……貴様……」
ヒメ「先生の猫耳尊い……!!」
シリル「……はぁ……(来年は全身に防御魔法でも張り巡らせておこう)」
─あとがき─
そう思いながらも多分シリルは来年も変身魔法を受けるんだろうなと思う作者です(*'ω'*)笑
イラストはADA様。