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<解説>『意味がわかると怖い話』16~20話

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16. 心霊写真
Aの言う「かわいいペット」は、押入れの中の髪の長い女性だった。
女性を監禁していることが暴かれると恐れたAは動揺のあまり震えて青ざめ、友人に写真を消すように頼んだ。
Aは「押入れに人はいたのか」という問いを「霊ではなく生きている人間を押入れに監禁しているのではないか」という意味だととらえた。
髪の長い女性が霊ではないことを知っているAは除霊師のことを「絶対インチキ」と断言した。

17. ラブレター
縦一行目が「お前怒ロ好」、殺害予告。
「私」は知らない男性から手紙受け取ったのに「お久しぶりです」と書かれている。
男性が一方的に「私」を認知している。「私」の知らない間に怨恨を抱えられてしまい、殺意を抱かれてしまった。

18.貧血
鉄分サプリの過剰摂取。

19.バラバラ
公園の紫陽花の下にバラバラ死体の胴体が埋められている。
紫陽花は酸性土壌(水溶性アルミニウム)だと青色の、アルカリ性土壌(不溶性アルミニウム)だと赤色の花が咲く。
(紫陽花の花の色は、土壌が酸性かアルカリ性かではなく、吸収するアルミニウム量によって決まる)
死体を埋めると酸性土壌になるので本来紫陽花は青色が咲くが、被害者は玄米やライ麦などからリンを多く摂取していた。
リン酸はアルミニウムの吸収を阻害するので、それにより紫陽花は赤く咲いた。

20.誤認
仲良しグループのはずなのに誰も自分たちの人数を正確に把握できていない。
5人と誤認をかけたナイスなギャグ。



19話、「紫陽花の色が違う」というのはもはや定番ネタなので細かい事情を知らなくても察してもらえるかなと思い書きました。紫陽花を赤くしたかったのでまわりくどい理由付けをしてしまいましたが、この辺はあまり気にしなくても大丈夫です。
仕組み間違っていたら教えていただけると助かります。
ご覧くださりありがとうございました。
次回解説は25話更新日の6月25日です。

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