• 歴史・時代・伝奇
  • 異世界ファンタジー

220話の補足として

いつも国以下略をご愛顧頂きありがとうございます。

今回は軽く人物の補足です。

織田 信長 ─ 補足が必要とは思えない歴史上の超有名人。桶狭間の戦いの前の段階で、既に本願寺との対立の火種を作っている。長島一向一揆との戦いは斯波 義銀の追放が発端であった。
また織田 信長の足利 義昭擁立は、純粋な幕府再興の思いがあったからと言われている。足利 義昭が織田 信長を裏切ったのは、三方ヶ原の戦いの戦いで武田 信玄が勝利したため、巻き込まれないように保身に走っただけである。

本来は、織田 信長を作中に登場させる予定はありませんでした。ですが織田 信長は、結末は別として、本気で室町幕府の再興に取り組んでいたようで、そこから考えると義栄派陣営に属するだろうな、という妄想からこうなりました。

織田 信長は権威に対して、とても真面目に向き合う人物です。当時の朝廷は織田 信長の上洛によって多くの恩恵を得ました。

それは当然幕府に対してもでしたが、足利 義昭の時代は幕臣がとにかく貧乏で、やりたい放題していたというのがあります。

そうです。足利 義昭とは信頼関係を築けていても、幕府を構成する人物達とは良好な関係を築けていなかったのが、足利 義昭との決別に繋がったと見るべきでしょう。

だからこそ、細川 藤孝や明智 光秀等の人物が幕府を見限って信長陣営に加入したと考えた方がしっくりきます。

足利 義昭も足利 義昭で、何も持っていない自分自身に集まってくれた幕臣達をぞんざいに扱うのができなかったと思われます。

要は足利 義昭政権の最大の敵は貧乏だったという事で。

いつも通りマニアックなネタですが、少しでも面白かったなら幸いです。

2件のコメント

  • 朝倉攻めも義昭の意向・指示だったようで将軍を立てて幕府を立て直そうとしていたようですね

    幕臣が朝廷や公家の荘園を掠め取ったりやりたい放題したりと

    みんな貧乏が悪いんや
  • コメントありがとうございます。

    ですね。意外と織田 信長と足利 義昭は共同歩調で進んでいたんですよね。足利 義昭は次回作でする予定ですので、また勉強しておきます。

    まあ足利 義昭政権は、昵懇公家衆さえいない状態でしたしね。寄せ集め感のある政権だったと思われます。

    後は貧乏神 二条 晴良が足利 義昭に取り入ったのが不幸の始まりだったかもしれません(笑)。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する