完結したのでぶちまけますと、『小澤田くんは言葉を食べる』は伝えたいことと設定が重かったので、あっさり読める女子高生モノローグ調+マンガ風を意識しつつ、非王道と王道を混ぜ合わせて書いたつもりです。
例えば、ああ→あぁ、ねえ→ねぇ、といった部分を変更して書いたり、主人公の感性で書く(描写少なめ)+テンポ軽めにしたりしたのですが……。
結果的に好き嫌いが分かれる作品となったのでは? と思っていたりします。実際どうなのか、私はわかりませんがね。
そうそう。本編で伝わりづらかったであろう部分を、(尚兄の名誉のために)ここに書きます。
「小澤田くんが力を得てからしていなかったこと」は、「小澤田くんの力を返すことができるアレ」です(27話『お互い初めて付き合った人だ、とよく聞かされている』でお気づきになられた方もいるかもしれませんが)。
彼はその点に気づくのが遅かったためいろいろ抱え込んでしまったのですが、本編後も涙を流すのでしょうね。
それでも、主人公が支えることで乗り越え、支え合って生きていくのだと思います。そこまで書いていないので「思います」止まりですが。
とはいえ、ここまで伝わらなくてもいい、とも私は思っています。
最後まで読んで気分がすっきりした……と思っていただける・いただけたのなら、それでだけで私が言いたかったことは伝わったと思うからです。
そんな考えの私ですから、完結した直後ではない本日になってこの記載を公開しました。
ここを読んだ方が本編で感じたかもしれないひっかかり、それがすっきりしたのなら幸いです。
それでは、『小澤田くんは言葉を食べる』を読んでくださった方・興味を持ってくださった方、ありがとうございました!