私、稲山。こないだになるんですが、大腸内視鏡検査に行ってきました~。
健康診断で引っかかったとかではないんですけどね、
数年前から、「何か便が細いような……」って思ってたんですよ。
でもこれまでは、なんでかなー?くらいで何とも思ってなかったんですが、
ある日ふと、「あれ? もしかしてポリープがおっきくなってるとかで、それで細くなってたんじゃ……?」って、
急に思ったんですね。
しかも、便の細さが、少し改善してるように思ったんです。
「え、これって……ポリープが潰れたみたいなガンに進行してて、それで便の細さがましになったってこと?」
と、どんどん悪い方に考えてしまって。
もうね、頭の中は
(もしそうなら、ステージはⅢ~Ⅳか……場所はどこだ? 肛門に近いと人口肛門になるし、しかもそれより、転移してるかもしれない)
ずーっとこれがグルグルですよ。
速攻で大腸内視鏡検査を受けられる病院に予約を入れて(それ専門の病院があったので)、すぐ検査――したいところですが、まずは問診受けないといけないんですよね。
で、行ける直近の日をまた予約して、内視鏡検査です。
前日21時から断食なんですけど、そんなの全然苦じゃなかったですね。
それよりも、「早く検査して欲しい。ついに明日受けられる!」っていう頭だったので(笑)
下剤は、事前に家で飲んでいくスタイルだったので、それも朝起きて指定の通りにぐびぐびと飲んで。
味は、その病院の先生が開発もしているらしく(ことが書いてあった気がする)、スポーツドリンクを少し不味くしたような味で飲み易かったです。
トイレ篭りも、痛みとかは全くないのでスッキリと終了しまして、もうあとは病院にGO。
病衣と、肛門のとこに穴の空いた不織布パンツ(頑丈そうだった)に着替えて、術室へ。
その前後を忘れたのですが、問診の時に「鎮静剤使いますか?(お勧めです)」というやり取りをしていたので、腕から鎮静剤用の針(柔らかいらしく、腕を曲げても大丈夫と言われた)を入れてもらってました。
オペ用の台?ベッド?に横向きに寝て、女性の看護師さんが「鎮静剤入れていきますね~」と、腕の針に注射器で入れてくれたんですが、脳がシュワーって感じで軽く痺れるみたいになって(お~、麻酔効く時ってこんな感じなんだ)って思っていたら、
先生が「この人体大きいからもう一本入れて」と。
そう、最近、というかここ数年で太りましてね……。筋トレもしてるんで手足を見た感じじゃ分からないんですけど、腹回りがね、食事制限しないと太るんですよね。
「あ、身長〇〇センチで体重〇〇キロです」と自己申告すると、看護師さんはちょっと笑ってました。
言わなくて良かったんかー!(麻酔や薬って、体重でも量を決めたりするってERで見た気がするから、気を利かせたつもりだったのに(笑)
で、二本目入れたところで意識が無くなったみたいですね。寝落ちみたいな感じです。
だけど途中、若干目が覚めたんですよね。半覚醒(めっちゃ眠いけど薄っすら意識が戻って、今何時だっけ……って時計を寝ぼけながら見てる時みたいな)時に、後ろにあるモニター見たくてグイ~~って振り向こうとしたんですよ。
自分の大腸内がどうなってるか、見たいじゃないですか。え、見たくない?
しかも、ちょうど「ポリープ切除」とか言ってて。
でも先生が「患者落ちそう! 体勢戻して!」って看護師さんに強めに言ってました。たぶん、稲山が動いたせいでめっちゃ邪魔だったんだと思います。
しかも稲山、「見たい……」とか言ったんでしょうかね。看護師さんに「後で見れますからね~」って優しく言われて、素直に押し戻されました。
というか、麻酔2本じゃまだ足りなかったのか?(笑)
とまあ、そんな感じのやり取りもありつつ、気がついたら終わってて「終わりましたよ~。起きられますか?」って看護師さんに優しく起こされて、休憩できるリッチな感じの一人掛けソファに案内されて、そこでもう一回寝落ちしました。
そのソファで何分くらい寝てたんでしょうね?(カーテンで仕切られているのと、そこには術後の人と忙しくしてるスタッフさんしか入れないところなので安心です)
めっちゃ気持ち良かったです。足を伸ばせるフットレストを置いてくれて、毛布も掛けてくれていたので。
薬はほぼ切れたんでしょうけど、帰りの電車に乗っている約30分と、帰ってからもしばらくは、ぽやーんとしてました。
車やバイクでは来ないように注意受けますけど、こっそり乗って行こうとする人は事故るので止めましょう。
あ、結果書くの忘れてました。
術後に診察というか、結果をすぐに聞けます。
「3㎜のポリープが1つありましたけど、取ってしまったので今回は寛解です」
ということでした。
でも、念のために病理学検査に回しますので、その結果は1週間後に。ということだったので、もう一回受診です。
その結果、『稲山のポリープは癌になりやすいタイプ』で、年1はチェックした方がいいですよと言われました。
また来年も、というかこれからずっとですね。
ただね、今回のタイミング、稲山の中ではこれ以上ないくらい最高のタイミングで検査受けたんですよ。
元々、病院には縁遠かったのもあるんですが、そのせいか、割と自分の健康に対して楽観視していたんですね。
だから、もしもこれ以前に大腸内視鏡検査を受けていて「綺麗ですよー」と言われていたら、向こう10年くらいは受けなかったと思います。
今回の「3㎜」で、その場で取っちゃえる大きさで見つかって、まだガン化していない良性のポリープで終われたのは、ほんとに神掛かっていたな!と。
でないと、今回で3㎜でしょ?
ここから5年も放置していたら、おそらくはガン化しても放置ということになっていたので、最悪ほんとに、最初に不安がっていたみたいにステージⅢとかⅣになっていたように思います。
大腸壁っていうんですかね、大腸の膜の厚みってめちゃ薄いんですよ。まぁ5㎜くらいらしいんですけど。
「こんなん、ガンになったらすぐに浸潤してしまうやん」っていうくらい。見た感じは薄く感じます。
今は検査も、だいぶと苦痛少なく受けられるので、皆さんも大腸内視鏡検査、お勧めします。
(大腸が綺麗だった場合でも、3年に1回は内視鏡受けましょうって勧められるので、たぶん早期発見しやすいのが3年なんでしょうね)
ちなみに、便血検査で引っかかる時って、割と手遅れなので、ご注意ください。
(ヂをお持ちの場合、どっちなのか分からないですが)
ガンから出血するような状態って、ステージⅢ以上がほとんどです。その部分まるっと大腸ごと切除する手術が必要です。ダヴィンチ(内視鏡手術用の機械)使うとしても、傷は残るし、肛門に近いと人口肛門になります。
地域によっては、ダヴィンチを持っている病院や、上手に扱える消化器外科の先生が居ない可能性もあります。都会は条件的にはほぼ大丈夫ですが、お住まいの地域の医療機関なども調べて、事前に防げるものは防ぎましょう~!
追記
一応、「便の状態が気になる」とか、「なんか下痢が続くような」とか、何かしら大腸の症状っぽいのを言い訳に考えて行ってくださいね。でないと自費になります。
そして宣伝(笑)
稲山の小説、読んでみてくださ~い
『魔宮の広がる世界から』
https://kakuyomu.jp/works/16818093089480929239よろしくお願いします~