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「幼馴染の距離感がいい感じな件」のあとがき

どうも、ジュオミシキです。
「幼馴染の距離感がいい感じな件」 略して「のがいな」が最終話を迎えました。
それについての作者あとがきです。
物語のネタバレを含んでいるのでまだ最終話まで読んでいないという方は本編を読み終わってからこのあとがきを見ることをオススメします。

では以下ネタバレ有り


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いやぁー成功したらしいですね、お見合い。
まず言うことがそれなのか と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、言います。
成功したらしいですね。
このくっつくのかくっつかないのか分からないようで百パーセントくっつくだろという二人でしたが、結果こうなりました。
まぁ、しかし十年です。長い。
物語のほとんどは十六歳の二人の話なので、最終話の二十六歳の二人になるまでよくくっつかなかったなとも思いますが。
やはり色々あるのでしょう。
小説のタグに『ということは夫婦』とつけたのを懐かしく思います。
ですが、この時(この物語を書き始めたとき)はまだ最終話というものは決まっていませんでした。
当然二人の行く末がどうなるのか、なども。
ぼんやりと、「あぁ、こいつら結婚しないかな」
と、もはや誰目線なのか分からない事を思っていたのと、「小説のタグで少し遊んでみたいな……」ということもありそういったタグをつけました。
まさか本当にそうなるとは。何が起こるか分かりませんね。
 この物語を書き始めた時の話が出てきたので、少し振り返ります。
この小説は、もともと「あぁ、幼馴染がいい距離感でひたすらまったりしている日常を見たい。」という、『ただ自分が読みたいから』ということが始まりでした。
まったりとした日常なので、大きな事件や悲しい出来事などは絶対に書かない という強い意志のもとで作り上げて行きました。
そして短い話数ではありましたが、投稿し始めてから約九ヶ月と長い時間をかけてしまいましたね。最後になって急に駆け足になったのは、ふと最終話を思いついてしまったからです。
『お見合いする流季、相手は?───決まってるだろ。あいつだよ、あの幼馴染だ』
ざっくりですが、そういった感じでしたね。
思い立ったら一気に書き上げて、───あぁ、これだな。という風に思いました。
 何かの行事などの二人の過ごし方や、本当に何でもない日の二人の過ごし方、様々な二人のほのぼのとした日常を書くのは楽しかったです。
当初の目的であった『幼馴染のいい距離感のまったりとした日常』は達成できたと個人的に思っています。
“ほっこり、ほのぼの”というコメントが来た時は、そういった目的があったこともあり、嬉しかったです。
 他に何か書くことは……そうそう、この小説のタイトルについて。
『幼馴染の距離感がいい感じな件』
もうここまで読んでくださった方はお分かりかとは思いますが、最初に自分が思ったことをほとんどそのまま、小説のコンセプトそのままタイトルになりました。
このタイトルに偽りなし、という話が書けたのではないかと自分で思います。
ちなみに略した『のがいな』は、幼馴染 “の” 距離感 “が” “い” い感じ “な” 件
という 平仮名をタイトルから四つ抜き出したものです。
 あくまで付き合っていない幼馴染二人がさも付き合っているかのように一緒にいる、だがやはり幼馴染だ、という物語の最後は、ああいったものになりました。
やはりこれが最終話だな、と思います。
改めて『のがいな』を最終話まで読んでくださった方、ありがとうございました。




ここまで色々と全て終わったように書いてきましたが、
最終話の最後にも少し書いていた通り、まだこれからも幼馴染二人の日常を綴っていくことは続けていこうと思っております。
最終話後の二人の新婚生活……ではなく、十五話の続き、いつものような十六歳の二人の日常です。(新婚生活は新婚生活で面白いかもしれませんが。……ただ特に変わらないんじゃないかなとは思いますね。ひたすらに砂糖が追加されるだけで)
いつか、『第十六話 幼馴染の〇〇』と更新されるかもしれません。

では最後に。またこの物語がひっそりと更新された時、読んでくださる方がほんの少しでもいらっしゃることを願って、このあとがきを締めさせていただきます。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
また第十六話でお会いしましょう。

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