平素より拙著をご愛読くださりありがとうございます。
紅ワインです。
天人が自らに芽生えたことで物語に一区切りついたため、ここまで読んでくださった読者の皆様に一度ご挨拶申し上げます。
本作はヤマモトタケシ先生の作品『冴えない僕が君の部屋でシている事をクラスメイトは誰も知らない(シてしら)』を一気読みし、インスピレーションを受けて執筆を開始した作品です。
影のある地味な少女とセフレになり、そこに陽気な少女が舞い込んで三角関係を作る……。
シてしらを読まれた読者様は既視感を感じたことでしょう。はい、がっつり影響を受けています!
そこに『崩壊した軽音部の再生』『|ニューカマー《二ノ宮美桜》の奮闘』など私なりのアレンジを加えました。
元々男女3人の3Pバンドのラブコメディを作りたいと思ってプロットを作ったものの、しっくりこなかったのでお蔵入りにしていました。それを掘り起こし、本作に取り入れたという経緯もあります。
しかし実際に描き始めてみると全く違う物語になってますね。
書いてる人が違うのだから当然ですし、それは良いことなのですが正直作者は戸惑っています(笑)
その原因はやはりキャラ一人一人に願望という重力があり、互いに引きつけ合っているせいだと思っています。
変化に翻弄されつつ喜びを感じる天人。
変化を望まないのに必死についていこうとする氷雨。
変化を起こす張本人の美桜。
全く異なる個性の少年少女が織りなす物語は果たしてどこへ向かうのか、正直作者も分からなくなりつつあります(笑)
執筆するうちに彼らのことがもっと分かり、当初のシナリオが相応しくなくなって何度か修正を加えました。
また読者の皆様の反応からひらめきを得てプロットに取り入れた部分もあります。
行き当たりばったりですが、彼ららしい物語になってきたことでしょう。
そのような形にブラッシュアップされたのはひとえに読者の皆様の温かなご声援あってのことです。
日々PVしてくれる方、応援を押してくれる方、応援コメントをくださる方など多数の読者様からご声援を頂戴し、作者として一層この作品に思い入れを抱くこととなりました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。