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【セフはず】企画裏話🍷

タイトル通り、なぜこんな作品を作ろうと思ったのかをお話ししたいと思います。

# ドメスティックな彼女に影響されて
週刊少年マガジン史上、一番のエロ漫画と評される『ドメスティックな彼女』というコミックスをご存知でしょうか?
何年か前にアニメ化されましたね。正直、「アニメ化するのかよ!?」と驚きました。実はまだ見てません。

原作漫画を雑誌で読んだのはまだ私が社会人になる前の話です。
当時、「少年誌でこんなの描いていいのか!?」と衝撃を受けるくらいエッチな作風は私に突き刺さりました。
さらにいうとドメカノは不倫やDVなど社会問題も取り入れたやや重い作品で、好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思います。
ですが私はこういったストーリーが大好物なので、いつか自分でも作りたいと思って構想を温めておりました。
しかしWeb小説の主要顧客に好まれるストーリーではないため、プロットは泣く泣くお蔵入りになったのでした。

# シてしらに影響されて
転機は突然訪れます。
私の公式Twitterをフォローされている方はご存知でしょうが、最近になって私はヤマモトタケシ先生の著作『冴えない僕が君の部屋でシている事をクラスメイトは誰も知らない』を読み、長文の感想をツイートするくらい感銘を受けました。

三角関係、セフレ、家庭環境、心の隙間、ネットを使ったイジメなどラブコメ作品でありながら少々重い要素もありました。
しかし構成や文章の書き方次第で十分楽しんでもらえるWeb小説にできると感じ、プロットを起こしました。

プロットはお蔵入りにした、軽音部を題材にした作品のものを掘り起こし、それにアレンジを加えました。
『セフレ』の要素は当初なかったのですが、思うところあって拝借しました。(理由は後述)

# 女友達は頼めば意外とヤらせてくれる
一番の衝撃はこの作品です。

「ラノベっておっぱいかいていいの!?」

と驚きました。
こちらの作品はひたすら主人公とヒロイン2人がイチャイチャするお話しですが、普通に服を脱がしておっぱいを揉んだり舐めたりしますw。
「どうせ書籍版だけだろ」と思いWeb版を確認したところ、しっかり揉んで舐めてヤってます!

雷に打たれたような衝撃が走りました。

お色気大好きな紅ワインは「もう書くっきゃない!」と思い、次回作ではおっぱいが出てくる作品にしようとすぐに決めました。新作に『セフレ』というキーワードが含まれるのはそれが理由でもあります。

# まとめ
総括すると
・『ドメカノ』みたいな性と内面に切り込んだ作品を作りたい。三角関係も入れたい
・『シてしら』みたいに皆に受け入れられる構成と文体で書きたい
・『女友達』みたいにニヤニヤするラブシーンを入れたい
と思い、執筆を開始しました。

「それって『S弱』でもできるんじゃ?」と思われた方もいるでしょう。
しかしS弱は学校の先生と生徒――つまり成人と未成年の関係なので躊躇いがあり、ギリギリで思いとどまる結末にしたのでした。
主人公の能登先生は一応分別のある大人なので(?)、凪音との性描写は最小限にしたのでした。

未成年同士ならOKなのか、というと賛否両論でしょうが、それは一旦棚に上げ、「なぜ天人と氷雨はカラダだけの関係に甘んじるのか?」という視点を持って読んでいただければと思います。彼らの心の内側が見えてくることでしょう。

# 終わりに
S弱は執筆と公開と読者フィードバックがほぼタイムリーに行われ、私にとって自信と学びを得る良い機会になりました。

良い評価としては
・文章が綺麗
・ヒロインが可愛い
・主人公が面白い
などお褒めの言葉をいただきました。

一方、お叱りお言葉としては
・キャラの行動や思考に一貫性がない
・Web小説の特性やニーズの理解が甘い
などプロットやプラットフォームレベルの根本的な批判を受けました。

これらは全て私の糧となりました。
新作では良いところはそのままに、悪いところは直し、レベルアップした紅ワインをお楽しみいただければと思います。

今後ともよろしくお願いします。

4件のコメント

  • お叱りの言葉がみどりのばかりで申し訳ない。
    一つだけ言い訳するとみどりのはどうでもいい作品には何も書きません。
    以上です。
  • みどりのさん!
    コメントありがとうございます!

    なんだか根に持ってるみたいな書き方をしてしまいましたが、全然そんなことありません!
    みどりのさんはご自分の執筆で忙しいはずなのに、拙著をしっかり読んでコメントをしてくださりとても嬉しかったです!
    「こんな読者さんがいるから頑張ろう」と本気で思える存在でした。
    改めて感謝するとともに、新作もご愛読いただければと存じます。
  • 紅ワインさん
    本作も読ませていただいてますよ。こっちの構想と被ってる部分もあるし全然違う部分もあるしで面白いです。
    前作にツッコミを入れてしまったのはツッコミたくなるくらい興味が沸いていたからです。

    新作を構想するにあたりラブコメの週間上位とか何作か当たってみましたがもはやリアリティさえもない痴漢冤罪物などで埋め尽くされており、これのマネをする気にはならないなぁってしみじみ思いました。

    カクヨムの今のトレンドは「ざまぁ」なんですよね。スカッとジャパンみたいにスッキリしたい。
    そのためなら作品のリアリティも誤字も気にならない読者を相手にする(下手するとリアリティがないほどツッコミという意味で燃料が投下される)のが受ける方法でも、そこから作品として残るものがあるとは思っていないです。
    電子データとしてその場で読み捨てられて終わりです。

    同じ話を何度も読み返しに来てもらえるような、そんな記憶と心に残る作品を書きたいですね。
  • あと、みどりののツッコミの一部がやたら映像的に過去の話など引っ張ってくるのは、みどりのの頭は昔からそういう風にできていて過去の話の最後のシーンからスーッと続きが読めるので前の回の状態がものすごく気になるのです。
    毎週友達の家で週刊のジャンプを回し読みして一回で覚えてつぎに読み返さなかった子供時代の影響かもしれません。

    小説も大人になっても結局頭の中で声に出して読む音読しかできず(笑)、黙読や速読は身に付きませんでした。
    その代わり、地の文は全て映像化、声はそのキャラクターの声で読めるので非常にアニメやドラマのように楽しんでいるわけです。

    絵が浮かんでるので細かいところが気になって仕方ないタイプです。
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