主のいぬ間に、後日談も含め完結しました。
本編が完成してから、ちまちまと投稿していた後日談ですが、なんとか区切りをつけることができました。
ここまでたくさん書く予定はなかったのですが、コルヴァンとサクを書くのが楽しくて、また終わらせるのがなんだか寂しくて、後日談がずいぶん長くなってしまいました。
本編10話、後日談20話、ちょっとおかしいですね…(文字数的にはトントンですが)。
また、評価やPVをいただいたのも、『読んでくださっている人がいる!』と思い、続けられた理由です。感謝しかありません。
コルヴァンは最後の最後まで、心からサクを主とは思っていません。
彼が主と認め、仕えるのはセレスティアだけなのです。
故に、サクが主となってからもコルヴァンからすると『主のいぬ間に』。
このお話はずっと、コルヴァンの真の主が不在の中で流れる時間のお話だったのです。
サクはコルヴァンの主にはなれませんでしたが、そっと寄り添う唯一の番のような存在にはなれたと思います。
ノクス・ルミという子ども達と共に歪な家族ごっこをして、時に互いを貪り、時に心を通わせワルツを踊り、永遠を過ごしていくのでしょう。
ここまで閲覧くださった方へ。
2人をそっと見守ってくださって、ありがとうございます。
コルヴァンとサクが、どなたかの心や記憶に残ってくれたら嬉しいです。
もし感想などございましたら、一言でもいただけると励みになります。
↓匿名ご希望でしたら拍手箱にでも…👏
https://wavebox.me/wave/9v3tqw3ca4isc9x3/
余談
形にできるかは全く分かりませんが、この2人の物語はもう一つのパターンの構想があります。
『主のかたわら』というタイトルで、セレスティア(コルヴァンの元の主)が存命の場合の2人の物語のプロットがあるのです。
『主のいぬ間に』と違いセレスティアがいるためサクはコルヴァンの主ではありませんが、だからこそ歪んだ、ペットや愛玩動物のような扱いを受ける話になりそうで、内容は今作よりも更に倒錯的になりそうな気がします。
コルヴァンが家臣としてサクを扱わないので、更にちょっと怖くてやばいやつみたいになっています。セレスティアは優しいです。
その話には他にも新キャラが出るため、今のところノクスとルミを出す予定はなく。それが少し寂しいところではありますが、『主のいぬ間に』で、この2匹(2羽?)の書きたいところはかけたからいいかな。
プロットだけで20万字近くあり、おそらく書くとしたら『主のいぬ間に』の2倍以上のボリュームになりそうで、形にするのか?これを…と、少し躊躇うところがありますが。
いずれ気が狂って形にできた時、機会があればお付き合いください。
関係ないですけど、ズートピア2の先行上映会が外れてしまいました。わかっていたけど残念です。でも9年ぶりの新作をもうすぐ拝めるので楽しみです。
ズートピア2、あと一週間で公開です。楽しみですね。