おはようございます、ジェムです。
更新が遅いこともあり、最近は近況ノートを書く機会もなく。たまには、ネタバレにならない&本編に出てこないであろう豆知識でも書いてみようかと思い立ちました。
物語が進むにつれて異国人同士の会話シーンが増えてきたこともあり、今回は、作中の言語事情について、簡単に紹介してみたいと思います。
「黎明を駆る者」にはフィルナ連合とルナン帝国の二つの国が登場しますが、前者ではフィルナ語(本文では鉤括弧で表示)が、後者ではルナン語(本文では二重鉤括弧で表示)が使われています。
フィルナ語は文法は明快、発音は明瞭、使う文字の数そのものも少なく比較的すっきりしているイメージ。もとがシンプルである分、レトリックや韻律の凝り甲斐がある言語です。
一方、ルナン語は発音や文字そのものが非常に複雑で文法も変則的(鬼のように格変化します)、さらに出身地や身分(貴族位の有無、位階等)によって厳格な使用ルールがあるため、話すのも読むのも書くのも地獄のように面倒です。
ルナンの貴族は主に軍事上の理由からフィルナ語の訓練が義務付けられており、特に上位貴族はほぼ全員が問題なく読み書き&会話ができます。
一方のフィルナ側は、ルナン語が無理ゲーレベルの難言語であることから、なかなか習得が追いついていないのが現状。まともに扱えるのは各国高官の中でもごく少数、外交文書に携わる外務官の9割以上がストレスで胃をやられるとまで言われています。
実際、フィルナ人でルナン語を流暢に操ることが判明している登場人物は、第15章時点でただ1人。〝彼〟がそうなったのは、ネイティブ(ハルとセレナ)を相手に徹底的な実践訓練を積んだから。好奇心が偏見を凌駕した好例です。
己が語学で苦労した(今もしている)経験を煮詰めたような設定ですが、こんな感じと思っていただければ。
もしも他に知りたい設定などあれば、ぜひお声がけください。書き出してみますので。