板野かも様主催の「匿名アンソロジー・花と百合」に13番「虚栄心の百合」にて参加をさせていただきました!
テーマは「花」と「百合」ということだったので、「思いつかないよ〜」と頭を抱えながら花言葉を調べていたところ、「虚栄心」というワードが引っかかって生まれた作品です。
私の書く短編は基本的にクソデカ感情を抱えつつも報われないのがデフォルトなので、朝海いよらしい拗れた作品になりました。
企画URL
https://kakuyomu.jp/works/2912051596654046802
お読みいただいた皆様、応援やコメントをお寄せいただいた皆様、本当にありがとうございました!
コメントについて、お返事をさせていただきたいと思います。
いかろす様
結婚式に出席する百合がお好きですか!?お仲間ですね…!是非握手をお願いします!笑
祝福の場の華やかさと、主人公ひとりだけが抱えている泥みたいな未練の差を書きたかったので、「華やかな場でひとり泥濘を歩むよう」と言っていただけて、まさにそこです…!となりました。
選ばれなかった悲しさも、祝えない惨めさも、でも綺麗な人間みたいな顔はしていたい虚栄心も、最後まで逃がさず書きたかったので、読み応えがあったと言っていただけて本当に嬉しいです。最高と言っていただけて大変恐縮です。ありがとうございました!
金石みずき様
気に入っていただけて良かったです!作者としては「こいつ拗れすぎじゃない…?大丈夫…?」と若干怯えていたので、そう言っていただけると報われます。笑 ありがとうございました!
小日向ひなた様
ご感想ありがとうございます!そうなんです、受付の女の子にも新郎にも、全方位に勝手にジェラシーを撒き散らしている主人公なんです。親友にもなれず、人生の伴侶にもなれず、でも何者でもないままではいられなくて、結婚式という一番逃げ場のない場所で勝手に傷ついている主人公を書きたかったので、そこを汲み取っていただけて嬉しいです。しかも彼女は自分の醜さに気づけないタイプではなく、気づいたうえでどうにもできないタイプなので…だからこそ最後に「虚栄心」まで自分で辿り着いてしまう。そのあたりを「特大の狂気」と言っていただけて、少し笑ってしまいました。主人公の全部がプラス方向に向かったら、かなり面倒くさいけれど、誰かをすごく深く愛せる人にもなりそうだなと思います。素敵な感想をありがとうございました!
朔良 海雪様
ご感想ありがとうございます!「虚栄心」で全て納得したと言っていただけて嬉しいです。 この主人公、ずっと他人からどう見えるかを気にしていて、祝える人間のふり、まともな人間のふり、綺麗な側にいる人間のふりをしているんですよね。でも結局、最後に残していったのは名前も言葉もない花束だけで、それも本当の祝福ではなく虚栄心だった、という話でした。
本人にとってはものすごく切実なのに、外から見ると滑稽で、中途半端で、たぶん誰の人生にも大きな跡は残せない。そのみっともなさを書きたかったので、「一貫して滑稽な主人公」と言っていただけてとても嬉しかったです。
新婦は花束を見てどう思うんでしょうね…。案外、ただ「綺麗なお花だな」で終わってしまうかもしれませんし、他の花束に埋もれてしまうのかもしれません。
「傍から見た『虚栄心』とは、所詮そんなもの」という一文が本当にこの話らしくて、本当にその通りだと思いました。素敵な感想をありがとうございました!
薮坂様
ご感想ありがとうございます!「好きだった女の子が結婚する」「でも好きだったからこそ祝福できない」という、本当にシンプルな話だったので、そのぶん主人公の未練や惨めさ、綺麗になりきれない感情をじっくり書きたいなと思っていました。ぐっと引き込まれたと言っていただけて、とても報われました。明るくてポップな百合ももちろん素敵ですが、こういう重たくて湿度の高い感情の百合が作者は大好きなので(笑)、「こういうのも百合だなぁ」と納得していただけたのが本当に嬉しいです。素敵な感想をありがとうございました!
Edy様
ご感想ありがとうございます!そうなんです、相手からすれば主人公は「結婚を祝ってくれる友人」だったのだと思うのですが、主人公はその立ち位置を受け入れられなかったんですよね…。望んだ形ではそばにいられないなら、友人としてそこにいることすら苦しくなってしまう。その結果、結婚式からも逃げてしまったのかなと思います。恋人にはなれなかったけれど、友人としてならまだ残れたかもしれない。でもそれすら選べなかったところが、この主人公の痛々しさだと思って書いていました。
心の機微を読み取っていただけて、とても嬉しいです。ありがとうございました!
nako様
ご感想ありがとうございます!式場に着いてからは周りの祝福ムードと主人公の内心の温度差をずっと書きたかったので、そこを切ないと言っていただけて嬉しいです…!みんなは当たり前みたいに祝っているのに、主人公だけがどうしてもそこに入れない。式を見届けずに抜けてしまうところは、彼女の悲恋の結末そのものだったのかなと思います。
ご祝儀袋も、まさに未練の象徴のようなものとして書いていました。 祝うために持ってきたのに渡せない。捨てることもできない。もう使い道はないのに、最後まで手元に残ってしまう。そこが主人公の諦めきれなさと重なるので、「妙に重たい」が刺さったと言っていただけて、大変嬉しくなりました。素敵な感想をありがとうございました!
M・A・J・O様
ご感想ありがとうございます!好きだった相手の結婚を自分の気持ちを押し殺して祝う人って、きっとたくさんいるんでしょうね…。この主人公も心から祝えるわけではないのに、それでも「祝えるふり」はしたかったんですよね。綺麗に諦められないし、心から祝福もできないけれど、せめてまともな人間みたいな顔はしていたい。その意地みたいなものを切ないと言っていただけて嬉しいです。
受付の女にまで嫉妬してしまうのも、まさに「何かの形でも選ばれたかった」からなのだと思います。恋人としては無理でも、友人としてでも、結婚式の大事な役を任される人としてでもいいから、あの子の人生の節目にちゃんと居場所が欲しかった。でもそれすらなかった、というのがこの主人公の惨めさなのかなと思います。
もう叶わない恋って、本当に心にきますよね…その苦しさを感じ取っていただけて、とても嬉しかったです。素敵な感想をありがとうございました!