カクヨムお題チャレンジ2026秋
第2回テーマ(手紙)に参加させて頂くために、
新作短編を全3話で
公開させて頂こうと思っております。
異世界ファンタジーは
初めてのジャンルになりますが、
何卒よろしくお願いいたします🙇♂️
─ 以下あらすじ ─
電波の代わりに砂埃が舞い、情報の届く速さは「馬の駆ける速さ」と同じ――そんな世界。
この世界には、遠く離れた人の意識に言葉やイメージを届ける「念話(テレパシー)」という特殊な能力が存在する。
しかし、念話を使える者はごくわずか。
大きな街でも、名士や有力商家が一人の能力者を抱えているかどうかという程度である。
そのため、念話は国家や都市の運営に利用され、
その使用権は限られた者たちによって管理されていた。
一方、一般の人々は手紙を書き、
召専者(メッセンジャー)に届けてもらう。
召専者とは、送り主から言葉を預かり、
指定された相手へ届けることを生業とする者である。
身分や財力、魔法の才の有無を問わず、
あまねく公平に人々の依頼を引き受ける。
彼らが運ぶのは、手紙だけではない。
依頼主の意思、約束、謝罪、別れ。
そして、誰かに伝えたいという願いそのものである。
これは、想いのこもった手紙を託された召専者、
カブ・テイシンの物語。