• 歴史・時代・伝奇

夜明け前に・・・・・・

奴はやってくる。
突然背後から。
肩に爪を食い込ませてのし掛かってくる。
光る瞳が闇に輝き。
そして叫び出す。
喰わせろと・・・・・・。

◇◇
朝。少しでも起る気配を見せると、うちの猫が餌をくれと鳴き叫びます。
昨日なんて、朝4時です。ただ寝返りをうっただけなのに。
カリカリを上げてもう一度寝ようとすると、レトルト(半生タイプ)が出ていないと怒り出します。そこまで対応してしまうと、すっかり目が覚めてしまい眠れなくなります。(だから昨日は、他の方の作品を読ませて貰いました)

もっと可哀想なのが、近所の野良猫。
うちの子猫(メス)は昨年秋口に初めて発情期を迎えました。
聞いてはいましたが、あんなに一晩中鳴きまくるとは知りませんでした。
病院で初めて識りましたが、何時も聞いていたあの声は雌らしいのです。これまでずっと、雄が雌を呼んでいると思っていました。
まだ早い、赤ちゃん猫も見ていたいと思っていたのですが、避妊手術を受け、夜鳴きは収まりました。
ところが。
野良猫(多分オス)は未だに毎日窓の外まできて、ベランダに座っています。
私が外で煙草を吸っていても逃げず、ずっと家の中を見つめています。
その姿を見る度に、昔の自分の姿と重ねてしまうのです。
振られた彼女を待ち続けた、あの雨振る池袋駅前の自分と。
(近況ノートです)

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