”序章1の3”にて、序章も折り返しを迎えました。
ここに来て漸く、ファンタジーらしい呪文の詠唱と言うモノを描くことが出居ました。
私の拙い物語を呼んでくださったり、フォロー、応援してくださった方々には、感謝の言葉もありません。
後3人。
残りの主人公が、如何なる事情、自由、決意を以って帝都東京に集うのか。気長に待って戴ければ幸いです。
『道法会元』は、明(1368年~1644年)の初期頃に編纂された編纂者不詳の道教の秘術書の一つです。
作中でも言及しましたが、それ以前の時代の、道教秘術の集大成ともいえるような書物で、主に雷神の力を用いて神秘を起こそうと試みる類の書物です。
現在でも、ネット上の中華系サイトで普通に閲覧することが出来ます。
如何にも、中二心を刺激する香ばしいモノで目白押しでした。
ただ中身が全て白文なので、読むのには少し苦労しますが・・・。
序章1の3で、明智君が詠唱した呪文は、『道法会元』の”第109巻、混沌玄書”と、”第110巻、混沌玄書大法”から引用して、適当に切り貼りしました。
この巻の中身としては、渾沌を召喚してどうこうしようとするものでは無く、混沌と言うモノの心理を知って道の神髄に至ろう、と言った内容のモノでした。
ただ今回は、それを無視して、渾沌の召喚の呪言に使いました。
これから生み出される様々なファンタジー小説や異能や魔法が登場する小説の助力に成れば良いなと思い、道法会元を紹介しました。
編纂から700年近くも経過しているので最早、著作権保護も何もありませんし、誰でも気兼ねなく、好きなように、コレを引用することが出来ます。
是非一度コレを見てみては、如何でしょうか。