またまた、ありふれた異世界転生ものを書き始めました・・・
勇者召喚に巻き込まれたのか、何かのついでなのか?知らないが、日本から強制的に転移させられた。幸い、記憶、経験もそのままあったので、転移時に得られたであろう唯一の「鑑定」スキルを使って、自分のステータスを偽装することができた。
僕の思惑通り、召喚の間からつまみ出されて、コインと短剣をもらって、城から追い出された。
「君は、我々が求める人材では無い。これで、自由だ。さようなら・・・」
だって・・・まあ、腹はたつけど、これが最善の方法だったんだよな・・・
もらったコインは、実は少なくはなかったし、これで、当面は生きていけるかな?ということで、気持ちも落ち着いて、改めて自分を鑑定してみた。
分かったことは・・・僕は魔法鞄を持っていたこと、そしてそれが僕のものであると所有者認定されたことにより、スキルが一つ増えた。「模倣」。
なんか、いろいろ楽しくなってきた!
いろいろ「模倣」しまくり、盗賊や魔物からお宝を回収したり、お宝の中にあった魔道具を使いこなしているうちに、加護の恩恵か? レベルアップ。
「ねえ、おじしゃんはリリのおとうしゃんなの?」
「・・・うん?なんで?」
「だって、さっき、おかあしゃんとチューしてたよ?」
ふと、巡り合った森エルフの娘を託されて、まあ、子連れ冒険者となった僕の、自由奔放な異世界生活が始まった・・・