自分が書きたいからやっぱ書いちゃいます。
いいよね?いいともー!!
以下、負け犬REVOLUTIONの
今後のストーリーネタバレを含みます。
後半の短編キャラが何者なのか、
短編に込められた本当のシナリオを
知りたい方だけ読んでくださいませ!
なお、本編の楽しみを残すために
洗いざらいは話しません。
ある程度伏せますので、
ちょっと覗いてみようかな?派でも
おっけーですよ!
本編は読了推奨だけど、
読んでなかったらまぁ、
ここで興味持ってください!
最初に。
負け犬REVOLUTIONは四部構成の予定です。
今書いてるサイモンの話が
1593年の疑似ヨーロッパを舞台にしていて、
以下
二部が1597年、
三部が1607年、
四部が1614年
となっていく予定です。
で、それぞれ
桃太郎/( )/金太郎/浦島太郎を
裏テーマとして設定しています。
(二部はネタバレ甚だしいので伏せます)。
サイモンは桃太郎、
ビッグケットは鬼のヒロイン
という位置づけなのですね。
で、最後四部は浦島太郎なのですが、
あっこれ今回の短編と絡められるのでは?
と。
そのまんま全部の登場人物と
リンクさせられるのでは??
よし、短編4からは
本編のキャラクターでお話書こう。
456と1〜3部のキャラに出てもらって、
最後は満を持して四部のそこに繋げよう。
と思ったのはいいんですが……
お題。最後何来るんだろう。
「乙姫がみんなの希望の物語を裏で集めていて」
はいいとして、全部の短編をそれでまとめると
最悪ラスト、本編の展開と同じになる
(他者の希望を集めて力に変換し、
あれこれしようとしてるリヴァイアサンを
討つというストーリーなので)
(これは四部序盤に開示してしまうネタなので、
ここでもドンと出してしまいます)。
とにかく、これ読んだら犬レボ終わるじゃん。
まずい。
どうにか短編集と本編は違う着地にしなければ。
そこで、短編4から出てくる本編キャラは
「本編と違う運命を辿った」というていで
お話を組みました。
短編4 深夜の散歩
サイモンとビッグケットはとにかく
短編で本編をネタバレしてはいけないという
気持ちの強い二人だったので、
むしろかっ飛んだ方向にゴールしてもらいました。
大前提として、短編の舞台は
せっかくなので春縛りにしてたんですが。
そういや二人は春の終わりくらいに出会ってるから、
春となると丁度旅が終わる少し前か
帰ってきてのんびりしてからの春か……。
よし、時間を捻じ曲げよう。
出会って一年のお祝いとかの方が
深夜の散歩の言い訳に出来そうだし。
諸々を考えた結果、短編の二人は
「本編より早くシャングリラに帰還した」
時間軸。
もっと言えば、「あらゆる恋愛フラグを回避した」、
旅の途中では恋愛感情をほとんど持ってなかった
二人なんだと思います。
で、帰ってきてじわじわ意識するようになった。
みたいな。
だからサイモンは「なんか申し訳ないな」
の方が強くて、あっさりプロポーズしたという。
正直、本編では短編よりずっと
深いところで彼女のことを好きになるので
(恋愛だけということじゃなく、相棒としても)、
こんなにあっさりプロポーズなんて
出来ません。
「俺の気持ちは
結婚で昇華出来るものじゃない…………!!!」
とかしちめんどくせーこと言い出す。
見える。
ので、この短編の二人は
もはや本編とは別人に近いです。
ビッグケットもサイモンと結婚したいかっていうと、
出会った初期は興味ありそうだったけど
だんだん彼と交流していくうちに
違う。ってなりそうなので。
ベタな恋愛してる二人別人〜〜
眩し〜〜〜〜〜wwwってなりながら書きました。
短編5 筋肉
さて、サイモンと猫が
うっかり結婚してしまいました。
二部はサイモンとビッグケットにも続投して
もらう予定なので、あれ??
早めにゴールインしたらもう彼ら、
次の旅に出ないよな?
つーか、一時期でも冒険者から
足洗いそうだよな。
てことは、
二部の物語が根底から崩壊する。
二部の主人公、サイモンと出会って
奮起して旅立つ予定だから……
主人公、旅立たない。わぁい。
なので、短編4を書いた時点で
二部を舞台にした短編5は
主人公不在が決定しました。
代わりに書こうと早めに定めていたのは
ここで登場したイザ、そしてアルジャーです。
イザは二部の中ではメインヒロインです。
村娘から冒険者になり主人公と出会い、
という筋書きだったのですが、
それがなくなったので
それじゃあアルジャーとくっついてもいいよね。
と、ここでも本編丸無視のカップルが
誕生しました。
イフがイフを呼び、取り返しのつかない
状況になっています。
ただ、アルジャーが何者なのかというと
これは二部の根幹に関わる人物なので、
めちゃくちゃ短編書くのに困りました。
あんまり説明すると
ネタバレがヤバイ。
そう、アルジャーが狂人なのにも意味があります。
彼がそう思い込んでいる(?)のには
深い深い訳があって…………
それ、二部の重大ネタバレだから
ここでは言えなくて……
短編5をちゃんとしたお話にすると
この辺を説明しないといけなくなる。
それは無理。じゃあどうする?
よし、777文字でまとめて
「説明出来なかった」ことにしよう。
という。
彼がやたらイケメンな意味、
イザに執着する理由。
全部なかったことにしよう!!
結果、あんなとんでもねー短編が
仕上がりました。
ごめん。イザごめん。
怖いよねあんな空間。
短編6 アンラッキーセブン
さて舞台は三部。
二部までに救わなければならない世界が
いよいよガチンコで崩壊しました。
なんせ二部の主人公が旅立ってくれなかったので。
「今回はハッピーとか言うには世相が
暗くなってるな……」と思ったところで
お題「アンラッキー」の知らせ。
しかもそう。アンラッキーセブン。
もしかして年表……確か……と思ったら、
二部が1597年、三部が1607年で
まじで怖かったです。偶然の妙。
さて、お話はどうなってるか。
二部の主人公が旅立たず、
三部の世界が元の世界線から
えらく解離しています。
本編ではとある理由から
前向きな内乱が起きているのですが、
短編では内乱する余裕など到底なく、
モンスター退治に追われているようです。
三部の主人公キノはその内乱に加わる設定で
旅立ち、傭兵団のヨハネスと出会うのですが、
根底がまるっと「モンスター退治」に
置き換わりましたね。
そしてドミノ倒しで運命が変わった結果、
キノは出会うべきヒロインと出会えないことに
なりました。
フラウラ、めちゃくちゃ可愛いけど
本編ではサブヒロインなんですよね。
仲間の一人。
それがヨハネスと挟んでもはやメインのような
立ち位置になってしまいました。
なおフラウラは本編でも情報屋をやっていますが、
本編だと武器を持ってしっかり戦える設定。
短編版では運命が捻じ曲げられて
無力な女の子になってしまいました。
ごめんね。
フラウラがキャラクターを作ることに
こだわってるのはこの辺もあって、
無力な女の子とバレると貞操が危険なので
その辺にピリピリしているという。
短編的には蛇足な設定なんですが、
つい盛り込んでしまった。
短編の出来を気にするなら
カットすれば良かったな。反省。
お話的には主人公がヒロインと出会ってなければ
裏シナリオ的に合格なので、
あとは三人でどうわいわいして落とすか、という。
もっと上手くやれた気がするだけに悔しい。
短編7 いいわけ
そして満を持して第四部。
本当なら主人公アレクサンダーも
運命が変わって旅立たないかもしれない!
と思ったものの、
そこは短編のシメとしてどうしても
乙姫に出会ってもらわないといけなかったので、
亀を助ける→
乙姫もといリヴァイアサンに会う、という流れは
守ってもらいました。
なお、亀とは本編でも会います。
むしろ、亀が仲間です。
は????
お題がすこぶる素直だったので、
本編とは違うエンディングにしなければ!
と意気込んだのがまるっとほとんど
無駄になりました。
このお題ならもっと色んな話に出来たな。
細工しなくても。
それでも真打ちというべき登場人物は
伏せることが出来て満足です。
1593年からあしかけ21年の物語。
これを繋ぐ人物は、
リヴァイアサンの他にもう一人います。
本編ではその人の活躍も楽しみに
してて欲しいです。
とりあえず短編7では、
アレクサンダーがリヴァイアサンに
取り込まれてしまったので………………
あるいは真打ちサイドVSアレクサンダーに
なるかもしれない?www
そんな馬鹿な。
というあたりで、短編と本編の裏話は
シメとなります。
…………………リヴァイアサンラスボスって
バラしすぎかな…………………??
いや、ネタバレ嫌派は
最初の時点で回れ右してるはずだ。
バラしすぎということは……ないはず……………。
そんなこんなで、
本編での彼らの真の物語。
どうなるか楽しみにしていただけると嬉しいです。
余談。
今回の短編、終わってみると
やたらにアから始まる名前が多いですね。
意味をもたせた「アルギュロス(銀)」はともかく、
他はもっと散らせば良かったな。
特にアーサー。お前。
アルジャーとアレクサンダーは、
本編では別の名前で登場するから
いいんです。
どっちも仮名や通り名が別にあって、
そっちが物語上の名前になるので。
よし、裏話おしまいです!
全部話せてすっきり!
ありがとうございました!!