“夜は鬼火が舞い、昼には狐の鳴き声が時おり響く。
そんな旧校舎には黒と赤のセーラー服、旧狐宮学校の制服を着た狐面の少女が居り、一つ願いを叶えてくれるというもの。
だが誰もそれを試そうとはしない。
理由はなにか?
その狐面の少女の「お気に召すもの」を用意できねば命を含める大切なものをとられる、という専らの噂だからだ。”
先輩の頼みを受けて放課後、そんな噂がある旧校舎に二人の学生がやってきた。
名前は春と実。
先輩に頼まれたのは心霊写真であった。
恐ろしい噂のある旧校舎、出てくるのは蛇か鬼か。
それとも……。
ホラーもの。
恐らくはそこまで怖くないかと。
学校にまつわる怪談話がある旧校舎に突撃していった二人の話です。
「霊冥怪団〜レイメイカイダン〜」
https://kakuyomu.jp/works/16818093077983339994