読み終わっても時間をたっぷり使わないと感想がままならない私ですが
気ままに読書感想文を書いていこうと思います。
なので、カクヨム登録して読み終わった素敵作品について今回だけ連投してしまいます。
今回は
六散人様の作品
【旧バージョン】モキュメンタリーホラーミステリー『廉井徳夫君を探しています』の感想です。
今回もネタバレのないように、私が楽しませてもらった作品を紹介したいと思っております。
私実はすっごい怖がりなのですが、ホラーやサスペンスは好きなんです。
ちょっと導入しっちゃって怖くなると、「なんでこんな怖い事があるの?どうしてこうなったの?」って思い始めちゃって。
気になるでしょう?知りたいじゃないですか。
この物語は、主人公である紀藤宗也さんが、宿泊するホテルの事を本人しか知らないというのに、主人公に届けられたヤスイトクオからの伝言から始まるものがたりでした。
気になるでしょ。誰なの?え?ストーカー?って。怖いじゃないですか。そりゃ読み始めますよ。
前回作風をお菓子で例えたの、個人的にちょっと気に入ったので、今回も例えてみる。
焼き八つ橋。美味しいんですよ。
これまた素朴なお菓子になってしまいましたが、主人公の記憶を一緒にたどるように中学生時代の友人たちをめぐり、惨い事件?事故?を思い出していくので、
美味しいけれどスパイシーなニッキが入ってる感じがね。思い出をたどっていく懐かしさのなかに刺激がある感じでした。
一枚の写真をみても思い出せない友人たちの名前、うちの兄もあまり記憶力がいい方ではなく、同窓会いくたびに、
「いつも聞く鉄板エピソードが毎回新鮮!」といっていたので、そういうタイプと思ってたら違った。
出てくるキャラクターそれぞれが、思い出すのに辛い記憶があって…そうだよね、記憶に蓋したりもするよね。と、なっていました。
そして、当時の人々から話をきいて、全体の事件の形がわかってくるのですが。
ネタバレしないように、私が感心した事を。
見る人によって、感情や立場で見えるものが違ったり、嫌われ者にもその人生や思う事もあったりと
そのほろ苦い人間関係のリアリティが、読んでいて胸にきました。
まだ幼かった時の気持ちと、大人になってその物事に対して思う事。
感情的になった事もあっただろうに、取材という形で進められる語りは、時間を経て、それぞれが気持ちになんらかの決着や諦め、またはまだ燻る物を持っていたりする。
ホラーであり、ミステリーだからこそ読み始めた作品でしたが、読み終わった時には、それぞれのその後の人生に想いを馳せてしまう登場人物の深みのある作品でした。
ほんのり恋愛感情も入ってたりするのが、なんとも甘酸っぱくも切ない…。
そして、ラスト、ネタバレはしないと決めたから言えないけど、うう、苦しい。
読んだ後は、こう、原作の文章がみっちみちに脳内をしめているのが気持ちよくて
感想、書けなかったんですよね。
語彙力が散る。そういう事って他の方はあるのだろうか。
けど、そのふわっふわに文章の余韻に浸ってる時間が好きで読書したいんですよ。
読むの遅いですけど。
尚、まだ近況ノートの使い方わかんなくって、ぼやいた語彙力足りなくて感想かけなかった作品がこちらです。
大変楽しく読ませていただきました。
ありがとうございました。
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