https://kakuyomu.jp/works/1177354054884868288
今年の一月頃より投稿を続けていた創作物が完結しました。
本編よりも先にこちらを読まれた方向けに説明しますと、
「昔馴染みの女友達が描いていた、アンチヒーロー系ライトノベルの作者に指名され、本人は雲隠れ。担当から催促されたこと、何より行方を眩ませたともだちのことを想い、その作品の執筆を受け容れるも、実はそれは、彼女と共に中学時代、自分が描いていたものだと分かって――」
というもの。言わずものがな、『ゴースト・ライト』とはゴーストライター。現実にも明るみに出ててんわわんやとした事例が幾つもある話題ですね。
本作は元々カクヨム用に書き始めたものではなく、『小説家になろう』にて連載していた作品の、元々構想していた別エンディングを描きつつ、当時停滞していたそちらの起爆剤としよう、という思惑の元に制作されました。
前半部分はそちらからの加筆修正程度のもので、以降はこちら向けにキャラを絞ったり、展開を早めたりしています。
本作で解決されなかった事象、削除されたキャラクター、削りに削ってなかったことにされた話等はそちらで確認可能なので、もし宜しければご覧になっていただければなと。↓↓
https://ncode.syosetu.com/n9654eb/
そんなわけで、上記を踏まえたお話なのですが、本作は意図的に登場人物を曇らせ、大きな転換・解決を持たずに終わらせています。
なろうにて掲載している同作が、若干そちらに寄っていることもそうなのですが、元々執筆寸前まで構想していたのはカクヨムで投稿したものでした。
向こうでの投稿時に頂いた反響を基に展開を修正していったところ、いつの間にか死ななくてもいい人間が死に、逆も生じて大きく方向性が違って行ったのです。
大雑把にコンセプトだけお話しますと、カクヨム版はキャッチコピー通り、『ニセモノがホンモノになるまでのおはなし』。なろう版は若干歳の行った男女のラブ・ストーリーに据えています。
恋の成就、と言う意味では消化不良となったカクヨム版ですが、現在執筆中のなろう完結編に関しては、そちらに即したアプローチをかけてゆくつもりです。
とかく、最後まで本作を追って頂けて誠にありがとうございました。
読んでいて、ニセモノがホンモノになれたと思えたらうれしいです。
では、では。