みなさま、お久しぶりでございます。ゆゆこりんです。
二人の物語を完結させてから1ヶ月が経ちました。少し余裕ができてくるかと思いきや、私生活で多忙を極めており目が回るような日々を過ごしています。はやく読む方に取り掛かりたい……。
そんな中、(なろうでの)お友達の鷹羽飛鳥さんから嬉しいプレゼントをいただきました。 美咲目線のショートストーリーです。 卒業してから結婚するまでの間のお話をプレゼントしていただきました。
私としては、主人公の二人が勝手に動き出したかのようでとても楽しく、「おー!」と声が出てしまうほどでした。 ストーリーを書いていただけるくらい二人を気に入っていただけたことは非常に嬉しく、この気持ちを知っていただきたく活動報告で紹介させていただくことにしました。
二人の秘密の場面をどうぞ!
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もうすぐ大地がやってくる。二人きりで、誕生日のお祝いって言ってあるから、きっと誰も怪しんだりはしない、はず。
というよりも、大地のお母さんとか杏果ちゃんとか、とっくにあたしと大地がそういう関係になってると思っているだろうと思う。
もう付き合って三年経ったし、あたしは二十歳だし。
お姉ちゃんなんか、「えっ、まだだったの!? 菊野君、どっか悪いとこでもあんの?」なんて、ひどいコメントくれたし。
お母さんは、高3の時に、もうあたしが妊娠したんじゃないかなんて疑ったくらいだし、そろそろ一歩進んでもいいと思うんだ。
「お邪魔します。今日はありがとう」
「いらっしゃい。そこ、座ってて」
大地は時間に正確で、だいたい5分前には着くようにやってくるから、お料理はちょうどできたて熱々になってる。
受け取ったコートを掛けて、席に着いた大地の前にお料理を並べる。今日は、お酒も。大地は、今日、二十歳になったから。
後のことも考えて、軽い食前酒だけだけど。初めてがお酒に酔ってっていうのは嫌だもんね。
軽めにパスタとスープとサラダ。それに、ケーキを食べて。
下着は、大地が来る前に、おろしたてのに替えてある。
大地は、あたしのことをとても大事にしてくれている。
4年も付き合っているんだから、普通ならとっくにそういうことになってると思うんだけど。
きっと、千春としての活動に支障がないようにって考えてくれてるんだろう。
それは、とっても嬉しいんだけど、やっぱりちょっと寂しいって想いもある。
だから、今日。
大地の誕生日に、二十歳になった大地と結ばれたい。
二人とももう大人なんだもの、避妊だけちゃんとしていれば問題はないよね。
ケーキとコーヒーが終わって、一緒に片付けをした後、紅茶を淹れて向かい合う。
きっと、大地も空気を感じてくれたんだと思う。なんとなく顔が緊張してる。
「あのね、大地。
大地があたしを大事にしてくれてるのは、よくわかってるし、嬉しいと思ってる」
「俺は…」
「でもね」
大地の言葉を遮って、伝える。ちゃんと伝えないと。あたしの意思を。あたしの、気持ちを。
「あたしは、大地が好き。大地と一緒に一歩進みたいの」
二人で見つめ合ったまま、永遠とも思える時間が過ぎた後、大地が立ち上がって、抱きしめてくれた。
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ひゃー、ドキドキしちゃいます。
鷹羽飛鳥さん、本当にありがとうございました!
さて、タイトルにあるとおり今後の活動についてですが、もう少し余裕ができたら短編を1本、その後に連載物を書いてみようかと思います。
短編の方は細々と書き続けてるので、そろそろ公開できるかなといった感じです。
連載の方は、中期連載でちょっと恋愛ものとは違う雰囲気のものにチャレンジしようと思います。ジャンルはまだ秘密です。
いずれにせよ、今の状況ではいつ開始できるかまったくわかりませんが!
その時が早くお知らせできるよう、願っています。(何故か他人事)
出会いと別れのシーズンではありますが、みなさまもご自愛ください。