いつも読んでいただきありがとうございます。おすすめレビューやコメントを頂けると死ぬほど嬉しいです。よろしくお願いします。 感情が変化したり、価値観が変わるような作品を書きたい、と思っております。 私の作品を紹介させていただきます。 【山田さん家のダンジョン作り】→感動コメディです。面白いので読んでください。 【性奴隷を飼ったのに】→泣けた、というコメントを一番多く頂いている作品でございます。汚い奴隷の少女が美しい女性に成長していく物語。面白いので読んでください。 【妻の脳】【透明人間になれる少年の物語】【老人ヒーロー】【王子様探し】【オッサンは女子高生になりたい】→18歳の頃に書いた珠玉の短編。自分が天才じゃないか、と勘違いさせられた作品でございます。面白いので読んでください。 【金木ハイジは小説を書いている 〜小説を書くために生活の全てを捧げた高校生が作った部活にはなぜか4人の女子生徒がいる〜】→夢を目指す高校生の物語。ラブコメです。私自身が好きな作品。面白いので読んでください。 【無能なバカが世界最強】→初めてカクヨムでアップした作品。ウェブ小説がよくわからなくて、手探りで書いた作品でございます。面白いかどうかはわかりません。 【貞操逆転世界ではキモデブ……】→読者に読まれるワードをAIが判定するサイトで、読まれるワードだけを集めた作品です。なぜかエロ小説になってしまった駄作。読まないでほしい。読まれると恥ずかしい。消したいぐらい。ザ・黒歴史。
春は素晴らしい。 鼻孔をくすぐる沈丁花の香りに弾む君の笑顔を、桜が讃える。 夏が待ち遠しい。 僕の名を呼ぶ君の声に、蝉時雨も蚊帳の外へと消える。 秋が待ちきれない。茜色の空を眺める君は灯火のように儚く、美しい。 冬は 「お前、何気持ち悪い文章書いてんの?」 はんじょう!? え、どうして?いつの間に? 「いや、ここ楽屋だろ。台本読んでんのかと思ったら気持ち悪りぃ。春だの夏だの、お前引きこもってるから分かんねえだろ。」 はんじょう、それは文学に対する冒涜だよ。 「好きな子でも出来たのかよ。」 そ、それは。 「まぁいいや。ほら、リハーサルの時間だから行くぞ。」 楽屋から去る背中に言葉は出ず、溜め息と共に紙は丸めて窓から投げ捨てた。 春風に乗り紙屑は青空を舞う。 2人の恋の行方は、捨てられた紙屑はどこへ向かうのか。 おにやの本当の気持ちを唯一知る紙屑にもその行方は分からない。 冬は忘れない。はんじょう、君が産まれた季節だ。