これは、様々な人が一冊の本を作るまで/作ろうと思った経過を書いた物語です。
作中では次のような説明がされています。
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URGH BOX(読み:あーぐぼっくす)という企画の参加者・賛同者を募集しています。
これは「URGH BOX」というタイトルで出す予定の文芸部の自主製作本についてのことであり、同時にすべての人に対することでもあります。
ある人は言いました。
『欠落した人間の音楽』――ここで言う欠落とは、心の傷や何かに対する不安、満たされない思い、心の空白などです。
人間には誰でもその意味での欠落と呼べるものがあります。
もっとも、欠落という言葉がピンとこない人もいるかも知れません。
心の傷、何か言いたいこと、トラウマ、人には言えない悩みの種、いつも考えてしまうこと……そういうものの原因を考えてみてください。
その何かを抱えた時のことは、あなたのせいですか?
そして、実はこの意味での『欠落』ではありません
上にある『欠落した人間』を生み出すのは、あなたを追い詰める差別・偏見・暴政・悪法・侮辱や暴力・デマが社会に蔓延しているから、とも言えます。
つまりは、何かが欠落した社会構造に対するRebel(抵抗)あるいは、Protest(抗議、反対)の文学――URGH BOXが目指すのはそういうものです。
今の世界、ないし社会に対して、私が『欠落している』と思うものはつまり、理性や良心に基づく人権意識、平和主義、秩序、自分と異なる人と共存するという考え……細かく言えばキリがありません。
文学というと難しいことに見えるかも知れません。
けど、実際には事情は違います。
根本的に文学の世界は自由であって、何をどんな風に書いてもいいものです。
古風な小説、現代的な小説、あるいはもっと軽い小説……小説とは限りません。エッセイ、詩、短歌など、形はなんでもいいんです。
あなたが抱えている傷や抑圧を『感じさせた=欠落している社会』に抗議や抵抗する言葉にした本を、『プロテスト』『レベル』の文学として、一緒に形にしませんか?
URGH BOX企画 主宰 浜岸高校二年一組文芸部部長 杏元杏凪
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URGH BOXの意味は以下のようなものです。
現代に生きる人々は、必ず心の中に叫び声を秘めている。
URGH……「うわーっ」っていう感じの叫び声の英語です。
BOX……ご存じ「箱」でありここでは一つの比喩でもあります。
URGH BOXとは叫び声を閉じ込めた一つの箱、容器、コンテナであり、それは例えば本であったり人の肉体であったりします。
様々な人の心の叫びを集めた一冊の本を作るというコンセプトでメイン人物・杏元杏凪が主宰している雑誌企画の名前でもあります。
話ごとに主人公もヒロインも切り替わる数万字~十万字程度の短い話を集めたこのシリーズは、叫び声を生み出す要因――それは主に現代が抱える様々な社会悪・絶対悪に対するRebel(抵抗)、そしてProtest(抗議)として書かれました。
彼女達の『心の叫び』から生まれる『抵抗の物語』をお楽しみください。
※総じて(色んな意味での)少数派が自分なりの生き方や夢を見つけるまでの話です。
2026/8/14追記
一部の人には差別的に見える描写が存在します。
また全方位に不快な人物が登場します。
各作品につけたあらすじと注意書きを必ずお読みください。
2026/09/22追記
ポジティブな感想は歓迎します。
『この表現は差別的じゃないか』というご指摘の場合、言い換えの表現をお願いします。
単なる侮辱コメントは躊躇いなく消します。
この先出てくる作品で『知――人形少女と虚無ガール』内で使ったチラシ(杏元杏凪が作中で書いた文章)は出しません。
重要なことですが、杏凪が言っている『社会構造に欠けているもの=欠落した世界に蔓延するもの』とします
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