木内一命

木内一命による詩編の連載です。ほろりとこぼれる言葉の断片を記しています。

「疑似兄弟」が与えられる町。18歳の誕生日を迎えると、「疑似兄弟」である人形たちは停止する。 終わりの日に、「兄」と弟、ふたりは何を思うのだろうか。

卒業式を控えたある日。少年はふとした拍子に手紙を落としてしまう。 ラブレター。それは、少年にとって読まれるべきではないものだった。